月 の 砂 漠
作詞 加 藤 まさを
作曲 佐々木 すぐる
月の砂漠を はるばると
旅の駱駝がゆきました
金と銀との鞍置いて
二つならんでゆきました
金の鞍には銀の甕(かめ)
銀の鞍には金の甕
二つの甕は それぞれに
紐で結んでありました
先の鞍には王子様
あとの鞍にはお姫様
乗った二人は おそろいの
白い上着を着てました
ひろい砂漠をひとすじに
二人はどこへゆくのでしょう
朧(おぼろ)にけぶる月の夜を
対の駱駝はとぼとぼと
砂丘を超えてゆきました
だまって超えてゆきました