八 朔 相 撲

       平成17年9月4日日、小諸市八幡町の八幡神社で江戸時代からの伝統行事
      「八朔(はっさく)相撲」が行われました。

八幡神社。慶長十三年(1608)、初代小諸藩主
仙石秀久公、旧北御牧村より現地に奉遷。
社殿の横には立派な土俵がありまして
九月一日の礼大祭に八朔相撲が行われます。
土俵入り前に化粧まわしを着けた
子供さんたちが町内を練り歩きます。
土俵での神事。
神事が終わるといよいよ土俵入り。
貴人の前では足の指を隠すという
平安時代独特の蹲踞(そんきょ)スタイル。
300年前から伝わる古式にのっとった
土俵入りです。
土俵入りも無事済んでいよいよ取組み。 ハッケヨーイ ノコッタ!!
技の数々をごらんください。 押し出し。
押し出し。 すくい投げ。
寄り切り。 すくい投げ。
豪快な二丁投げ。 押し出し。
こども力士たちの相撲のあとは
アマチュア青年相撲のみなさん。
迫力の取組みに子供たちも興味深々です。
おすもうさん〜って感じの体格ですね。 巨体がぶつかり合う。
生で見たらすごい迫力なんだろうなあ。
青年相撲のあとは子供力士たちによる
三人抜き・五人抜きの相撲。
応援する子供たちも熱が入ります。
飛び入りの子供たちによる相撲。 おお!投げが決った!
最後に大関・関脇・小結の
三役による相撲。
勝ち力士によるシコ。
みんなカッコ良かったぞ。
旧暦による※八月一日に行われたことで「八朔相撲」と呼ばれており、
近年までは九月一日に八幡神社のお祭りとともに行われていましたが、
平日ですと、なかなか子供力士を集めることも難しくなってきたので
現在は九月の第一日曜日に八幡神社のお祭りと八朔相撲が
行われるようになりました。
平成17年は九月四日がちょうど旧暦の八月朔日だったので、
暦通りにできて神様も喜んでおられることでしょう。

※旧暦では毎月一日を朔日(さくび)と呼んでいます。