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信州は小諸
音楽の独言
懐古園と弓道

音楽が大好きでハンコを彫りながらよく聴きます、そうすると集中力が増して印刀の動きが良くなる為、また素晴らしいと思える感動に出会うため、そんな音楽を個人的感想交えて紹介したいと思います


ドボルザーク  チェロ協奏曲       ロストロポーヴィチ/カラヤン
中学の頃エアチェックで知りなじみやすい叙情的音楽にすっかり虜になりやはり此れしかないと高校の頃レコードを買った、新聞に小沢征爾とロストロポーヴィチが諏訪の神社境内で屋外演奏をすると知り、蝉の声もあり暑い日差しが照りつけ殆どの人々は木陰で聴くような環境は最悪だけど、そんな演奏家の心意気に触れ得した気分で聴いた、たしかヴィヴルディの協奏曲でした、演奏会が終わると楽屋裏の窓越しにサインを求める人達が集まり私の差し出したレコードジャケットを最初に取り上げ、興味深げに表紙などを見て自分の顔写真があるページにサインをしてくれた、このレコード私のもっとも貴重な1枚となった

Bookends        サイモン&ガーファンクル
二人の魅力はなんと言ってもハーモニーだがそれより素晴らしいのはポール・サイモンの詩である、私英語全然ダメですけど"ダンカンの歌"を翻訳してみてアメリカの風景、人生の流れが目の前に広がって浮かんで来るんだ、それ以来S&Gもポール・サイモンも歌詞はよくチェックするようになった、そしてこのA面の流れ、Save the life of my childでの救いの叫びが、Americaでパイを買ってバスに乗り込みアメリカを探しに若き日の希望と行動、Oversで人生を悟り、Old friendsでは公園の寒いベンチに座っている老人の哀愁と怯え、Bookendsの過ぎ去った時代の思い、このアルバムを聴き終えるとまた再生ボタンを押してしまう。そしてこの中に老人の会話を入れている事、初めて聴いたとき何かの間違いかと解説読んだけどいまいちよく解らない

BEST OF リトル・ウォーター
ブルースというとロバート・ジョンソン、BBキングが有名だが、このBest of はNHKfmでDJピーター・バラカン(彼の番組はブルース・ロック・ワールドミュージックetcの多くの情報量をポイント適確に紹介し、聞くたびに選曲センスのよさに感心してしまう)が擦り切れるほど聴いたというアンプリファイド・ハープが強烈でカッコイイ

魔弾の射手          クライバー/ドレスデン国立
躍動感あるクライバーのそう多くない演奏群のなかでこれが他演奏よりずば抜けてよいと思う、二幕のフィナーレ、ガスパールが魔力を授かるためEins! 叫ぶとこだまが返り一つ一つ数えSieben!までいく場面、音楽が一つ一つ階段を上るが如く高揚していき合唱が入り音が嵐のように吹き荒れザミエルが叫ぶ、この場面が大好きでこれしか聴かないが正気に溢れた演奏です

小さな恋のメロディ       サントラ
もっとも愛してる一枚、ビー・ジーズのハーモニーで映画が始まりメロディの金魚が可愛らしくCSN&Yの曲でラストシーン、その中に散りばめられたヒューソンの音楽、そう墓地や廃墟、繁華街や教室、自分の遊びが懐かしく子供の世界に戻る錯覚が味わえる、人には誰でも自分にとって一番好きな映画があると思けど、私はこの映画です

ひょっこりひょうたん島     ソングコレクション
棒遣い人形の軽快な動きとミュージカルなストーリー今はビデオも残っていないらしく観ることは無いのかも知れないけどオープンリールの録音テープをすべて残しておけない中、楽曲だけは切り張りで残っていたそうです60年代を見てきた者として感謝です、"勉強なさい""オレは台所が大好きさ"コケッコソング"よく口ずさんでいたコミックソング懐かしいです、この2枚組の60曲ほど聴いてガバチョとトラヒゲの"人はピョコンと生まれるものではない"とガバチョとキッドの"霧の港のシューシャインボーイ"は掛合いが最高に楽しい曲でした

ロミオ&ジュリエット      サントラ
良かったオリビア・ハッセー、顔の造作が完璧だった。ニーノ・ロータもいいけどナレーション、二人の台詞、神父、決闘の叫び馬の蹄、映画をそのままアルバムにした、ただそれだけで素晴らしい

氷の世界        井上陽水
日本初のミリオンセラー・アルバム、メロディがいいからセンチメンタルな思いにさせてくれるが自己主張がしっかりしているから時代の流れが陽水の歌を欲していた、センチメンタルUの方がオーケストレーションを巧みに使いギター業も鋭いし技術点は高いが、星勝と共に洋楽を参考にして全体の構成展開、温かみを持たせた日本史に残るアルバムを創ってくれて本当にありがとう

ザ・ビートルズ   ホワイトアルバム
ビートルズの音楽に接したのは中学時代、ビートルズに関する番組があるとラジオを抱えて聴いていた、電波が悪いと火のみ櫓にも登った。後期の不和な時代のため統一性が無く評価は高いとは言えないが4人の個性的な一つ一つの楽曲が散りばめられ次から次ぎえと衝撃が降り注がれる、形式にはまらない各曲は私にとって宝石箱のようなアルバム

キース・ジャレット  ケルン・コンサート
ジャズの美しさが分かり始めた頃聴いて驚いた、インプロヴィゼイション・プレイを生命とするジャズの場合にも、ピアニストはリズム・セクションを伴って演奏するのが殆どだった、ソロ以外のメンバーはアレンジされた譜面にそったり打ち合わせやリハーサルでキイの動きや演奏パターン、段取りを決めて演奏することになり、演奏中にリーダーのサインでソロの長さが伸ばされたり、アンサンブルが繰り返される事はよくある、だから、キースのソロコンサートのように純粋な即興による一夕のコンサートは彼が始めてだと思う、前作が実験的なアルバムだったのに対して本作品は陶酔させられる、美の世界を追求した音楽のように感じる、スリルと快感がこの演奏にはある

人間なんて   吉田拓郎
"結婚しようよ"、これを眼鏡屋のラジオで初めて聴いた詩もメロディも一発で覚えられる素直でストレートなメッセージ親しみを感じた様子は今でも記憶ある、その後人が弾き語りで"今日までそして明日から"の演奏を聴いてから吉田拓郎を意識した、何がほしいかわからない彼女と喫茶店に入ってりんごを二つに切ってペニーレインでバーボン飲んだら三軒梯子したフォーク村のボンボンみたいな拓郎チャン、音楽も詩も単純だからいい

炎のランナー           ヴァンゲリス
シンセサイザー音楽に空間的広がりを持たし生命的な音に静かな躍動感をつけ宗教的荘厳さをもってジャケット写真にピッタリの音を創りあげた

美空ひばり
こんな人とこんな組み合わせでこんな演奏が聴きたいなと思わせるアーティストは多いが個人的にその最たる人、タモリだったかの夜の番組でひばりと日野皓正がセッションし、ひばり節の効いたセンス抜群のジャズ・ボーカルが頭から離れない、佐久の音楽祭でもセッションしたし、もう少し長生きしていたらたぶん素晴らしいアルバム記録として世に出ていたかもしれない、残念です、合掌・・・

エディプス王       小澤征爾
サイトウ・キネン・フェスティバルについてFMfanに初めて投稿して掲載された一部紹介、公開リハーサルを観に松本へ向かう公演はチケット手に入らず悔しかったがリハーサル風景が見学できるとのことで応募、見事当選だがリハーサルがどれほどのものが聴けるのか、ジェシー・ノーマンは見れるのか、僅かな期待、新築の松本文化会館はロビーに溢れんばかりの人々と行列、この熱気はこの雰囲気はクラッシクのコンサートなのか、怒涛の如く席を確保し初めての会場内を堪能、大拍手と共にディベルメントとバッハを静観し休憩の後いよいよメイン、いきなり語り手の女性の声がホールに響き渡る、幕が切り裂かれる、舞台いっぱいの壮麗な機材と両脇の大合唱に圧倒される光に彩どられた舞台と仮面の出演者とその威容とも思える演出が幻想的だ、初めて見る現代オペラ終ってみればその素晴らしさ迫力にただただ感動です、小澤征爾さんスタッフには本当に感謝してます

ベートーヴェン交響曲7番         ショルティ/シカゴ響      
この演奏が特に好きとゆうわけではない、むしろカラヤンやブリュッヘンのほうがいいと思う、このアルバム高校の頃購入してよく聴いた、修行のため横浜に住み始めた頃、ショルティが来日して全集コンサートをするとの事、初めてのコンサートの為要領が分からずとにかく東京文化会館に出掛けてみた、チケット売場ではS席しかないしかも隅のほうだ、しぶしぶ12000円を財布から出そうとすると肩を叩く人がいる、話を聞くと余ったチケット1万でどうですかと言うので「はい」と疑いもせず買った、2階席だが中心に近い通路端でかなりいい所、ところが中心部分の前列から5,6列がまったく開いているほかはもうかなり席が埋まっているのにそう想っていると、突然スポットが自分に注がれ会場内に拍手が沸きあがった、なんだ?横を見ると天皇陛下が立っていたそして皇后、皇太子が横を通る、驚いたが、それより美智子様のドレスが腕に触れ見上げ見たその顔立ち別格の気品が漂う中での美しさは記憶に焼きついてる、そして供の人々がぞろぞろ席に着く、さて演奏が始まる前の音調整、初めて聴く木管楽器の音、緊張感の漂う空間の中に透明で暖かい音色がホールに木霊する、澄みきった不協和音に体中が震えた、演奏が始まると重低音が腹に刺さり音符が体内を通り抜けるようで苦しい様に手に汗が滲んだ、演奏はよく覚えていないがこれがレコードとは違う生の迫力なんだとハンカチを握っていたのは覚えている、あとお供の人のいびきが気になったのと

ジャクリーヌ・デュ=プレ      東芝EMI 6枚組
チェロという楽器自体の図体、低音域に際立つ豊かな表現力を有するため女性なんかにと思っていたがたまたま買ったCD、これは凄い気迫の演奏する姿が見えるようその表現力は鋭利な感でエルガーの看板曲には哀愁ある曲に弾かれた弦の音色は悲愴感が漂うもちろんドヴォルザークもシューマンもど迫力だしバッハの無伴奏は録音悪いが気にいってるしベートーヴェンのチェロ・ソナタは存在感が大きい、とにかく彼女の伝記映画を観なくては

NOW & THEN         カーペンターズ
ゾクゾクする様な独特なカレンの歌声でWhen I was young I'd listen to the radio と始まっていく、 ラジオを通して懐かしき時代を振り返る、そして昔の世界に入り込む素晴らしいアルバム構成、リチャードが作曲はYesterday once moreだけらしいが、それにしても最高のアレンジャー兼プロデューサーだ、二人の黄金期アルバムはどれも素敵だ

モーツァルト ピアノ協14&26       ピリス/アバド
山々のごとくモーツァルト ピアノ協はあれど言葉に表せないが何故だか緊張感を聴いているうちに持つようになるんだこのアルバムだけ、あとのは全然感じないんだけど

ヨハネ受難曲        カール・リヒター
バッハの声楽作品に対するリヒターの厳正さは緊張感の強い凄まじい気迫がある、しかしその迫力のゆえ押しつぶされそうになるからカンタータなどあまり好まない、でもこの曲に関していえば他演奏から秀でていると思うし格調高いしこの重圧がなんとも言えない。"マタイ受難曲"もいいんだけど、他にも崇高な盤が多く私はレオンハルト盤の方が説得力あるような気がして、次点かな

清水次郎長伝    広沢虎造
"旅ゆけば〜駿河の道に茶の香り、ここは名に負う 東海道 名所古蹟の多い所"ご存知次郎長伝の一節、浪曲の中でも虎造の声と話術は重みとユーモアが任侠、義理情けの世界を彷彿させてくれる、日本人でよかった。しかし残念なのはかなり古いせいで録音全集が完璧でないこと、噺がこれからどうなるのと気になる

傷      大友裕子
声にも迫力あるが歌詞がパンチがあって好きな部分の抜粋、 天罰〜"愛は奪い取ることだと思っていたが あの女はちがう  いつでもあなたの帰りを独り待っている これが天罰というものですか 今まで人に愛されてきたのに 誰一人愛さなかった  私への・・・・"  浮気のへたな男〜"さっきあの女が部屋を訪ねて来て 「お願いです うちの人わたしに返してください」自分の喉にナイフ突きつけて泣きじゃくていたから 部屋において来たわ"  侍〜"戦いに傷ついた男の後ろ姿 砕かれた右腕で暁を指さす 負けてもあんたは侍 わたしが愛する人よ"    多分この人2枚しかアルバムないと思うけどいいねェ

モーツァルト 交響曲第25・29番    ホグウッド/エンシェント室内管弦楽団
"アマデウス"の冒頭で自殺未遂をしたサリエリが雪降る中運ばれて行くシーンで使われ改めて劇的な音楽だなと思った、なんでもト短調という調性は暗示に掛かりやすく悲しみを抜け切った爽快感があるという、もし聴いてみたければこのCDが一番心に突き刺さる、29番の演奏だって鋭くキラキラ光輝いているようだ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ         サントラ
エン二オ・モリコーネのアルバムはどのくらいあるのか分からないが、ネット・オークションでも驚く値が付いているものもある、マニアが多いのだろう、"アマトーラ"は甘く切なく、郷愁色濃いタイトル曲から一貫した流れをもち、なによりザンフィルのパンフルートが絶大な効果を挙げている

やすきよ漫才傑作選
花王名人劇場を舞台に活躍した横山やすし、西川きよしの漫才です、芸人活動として、それ以外に関しての二人の性格、家族、経験、事件、趣味を話題としてよく知っているから少しのネタでもお客が心底笑える、そんな漫才師なんてもう出てこないだろうな

スケッチ・オブ・スペイン         マイルス・デイビス
ギル・エバンスの作品といってもよいのかもしれない、スペインに素材を求めギルのオーケストレーションと陰影あるマイルスのトランペットは見事に融合してアランフェス協奏曲をまったく新しい芸術作品に創りあげた

ビッチェズ・ブリュー         マイルス・デイビス
マイルス・デイビスの作品は音への追求をめざし魂をやどした作品が多い、そして写真像も見事だし、各種ジャケットはビートルズなみに素晴らしいし、常に新しい道を開拓する姿は皇帝の名にふさわしい、この作品フュージョン化する中でアフリカの生命力と魔性感を現代の視点でとらえ、雄大なスケールを持ったサウンド・スペースを創作した彼の最高と思える十数枚の中の一枚

GET UP WITH IT        マイルス・デイビス
マイルスさんお見事の賛辞が聞こえそうなくらい密度の濃さと濃厚な味わいを存在感に溢れたアルバム70年代ロック、ファンク、フリージャズ、民族楽器、電子音楽あらゆる種類の音楽要素を盛り込んでいてまとまっているこのアルバムの前後にでているアルバムは好きになれないが、変化激しいこの時期の成功した遺産のようである腰をすえてじっくりと聴きたい、どこかの本ではこの音楽を受け入れられる感性あるかどうかでマイルスを分かり得るかの判断基準だそうだ

ドリフだョ! 全員集合  赤盤 
小学生の頃、初めて買ったレコードが"ほんとにほんとにご苦労さん"と"ズンドコ節"、デパートで何故かレコードの中心をくり貫き裸で売られていた、それを3時間盤とにらめこして買った、親類のお下がりのプレイヤーでこれまた回転を見つめながら聴いたものだ、ドリフターズは歴史に残るコントグループだけど、音楽を身振り手振りで子供を含めた大衆へ浸透させた気がして音楽コントは大好きだった、この時代コントが入った音楽アルバムなんて無かったんじゃないかな、5人の声の個性が楽しめるし、歌詞は笑えるし、ふざけて歌っているようだが、音楽がしっかりしているせいか未だに飽きずに聞いている、特に作者不明曲になかにし礼が作詞した曲々が好き、願わくば、コントの入ったオリジナルのアルバム、"全員集合""再び全員集合""軍歌だよ全員集合"の各CDの発売を首を長〜くして待ってます

トルコ音楽の響き
トルコ音楽を聴いたことがあるだろうか、オスマン・トルコ軍隊行進曲として有名な曲、オーボエ属のズルナとトランペット属のボルとのユニゾンの旋律が独特に明解な拍子で好きなんだけど、この旋律をジャズで管演奏したのがあるらしくほしくて探している、同じトルコの民族楽器でバーラマという三味線のように弾きそして歌うのだが、かわいた草原に吟遊詩人が浮かんでくるようでいいな〜、民族音楽はあまり真剣に聴かないでボーとしている時、そのよさが解る気がする、それに日本語の解説は必要だね、輸入盤はフランス語が多くていかん、けどもいい録音は海外版だ

バリ島のケチャ
民族音楽を書いていたら、このケチャの感想を書きたくなった、エマニエル夫人とゆう一世を風靡した映画がある、初めて見た時、ここかしこに目に焼きつく場面が多かった、そしてこのチャッチャッチャッという合唱を躍動的に数種類のリズムを発し輪状に集団が体や手を動かし印象強烈だった、それまで聞いた事のない音楽に、たぶんこれが初めて世界各地の古典芸能を意識したと思う、そしてこのバリには集団での楽器合奏が多くゴング・スリン、ガムラン、ジュゴグなどどれも音に各層が拍子にあり、その層が熱く重なると自然空間に迷い込む錯覚を覚え、やはりこの集団演奏には驚かされる

さだまさし
さだが作る歌は文学的薫りがして日本の美しさ日本語の素晴らしさを素直に喜べる実話、フィクション、思考感情を組み合わせた人生を大河ドラマのように展開していく歌詞がなんともいえない、どのアルバムにも2・3曲は目の前に思い出や情景が浮かび、涙さえ溜まる事さえある、歳と供に受ける印象が違うのも楽しい、それとさだの魅力は話術であろう、歌い手の多くはこの手法に長けているが、トークだけのCD全集があるのは噺の道筋が迷い無き物語となり起承転結を迎える、落研、竹の家すずめの実力だろうな〜

稲村ジェーン     サザンオールスターズ
サザンには"ヌードマン""人気者で行こう""カマクラ"は好きだ"キラー・ストリート"もけっこうイイがやはり最後まで跳ばす事無く聴く事が出来る映画をコンセプトにしたこれが最高だと思う、観客を曲間に潤滑油のように流れをスムーズにさせスペイン語が全体のインパクトを強くする、桑田佳祐の単語の使い方並べ方がユニークだしメロディに言葉の組み合わせが巧みな扱いがフレーズ・サビを強烈に響かせる、言動、発想、軽薄さなど聞くたびにモーツァルトや長嶋茂雄などの天性の人物が重ね合う

ニーベリングの指環   ショルティ
昔、レコパルというFM雑誌があり音楽家達の演奏のエピソードや成り立ち思い出を一流の漫画家が描き掲載されていた、ニーベリングの指環を全曲録音するショルティの漫画そんな記憶が残っていて最近手にして改めて感動する、この演奏だけが最高とは思わないがラインの黄金の序曲から波の渦巻く湖にドラマの渦の中に引き込まれるようで大作の歴史を肌で感じる、この奥深い世界は歳とともに感想は異なるから時間をかけて聴いていきたい

インヴェンションとシンフォニア    グレン・グールド
寝床でよく聴く、何故か他演奏より音数が少なく感じる、素直な表現のせいか音の流れがはっきり映しだされる、一曲ごとに一音ごとに常に新鮮な喜びを覚える、グールドの名盤に太刀打ち出来るCDがあるのか? そしてモーッアルトのソナタも同じく主情的に自由にディフォルメされ正統じゃないんだろうな、だから個々のソナタはあまり評価高くなくても全集となるとまったく飽きさせない魅力を放ち他よりも美しくさえ思える

テレビまんが主題歌のあゆみ
大好き!!  "一つ他人より力持ち""サンドバックに浮かんで消える""クシャミひとつで呼ばれたからは""ホゲホゲタラタラ ホゲタラポン""スリー・ツー・ワン・ドカーン""アッコちゃんアッコちゃんすきすき"  昔のアニメ作成には気合が入っていた、大勢の大人の夢と努力が感じられた、今は技術も発想も商業主義に走りすぎ

フィルモア・コンサート    オールマン・ブラザース・バンド
デュアン・オールマンとディッキー・ベンツのギターの掛合いがやたら耳に憑くアルバムだが聴き手を飽きさせない演奏は流石、広大な会場にいる気分だ、これぞアメリカ!

パール    ジャニス・ジョプリン
パールは彼女の愛称だという、美声ではない迫力がスローでもアップ・テンポでもスピリチュアルなバイブレーションを伴い人を動かす魔力がある、悲壮感たっぷりにシャウトする絶唱が切ない一枚。・・・・白鳥の歌です それから私が好きなのはコズミックブルースを歌うです新バンドで歌い上げるソウルブルースの世界この録音は素晴らしいストレートにハートに来る

エルトン・ジョン     Elton John
名作はキャプテン・ファンタスティク、傑作はグッバイ・イエロー、魅力はマッド・マン、でも愛してやまない粒ぞろいな曲集はエルトン・ジョン! ピアノの音が他のソング・マンと比べても遥かに魅惑的   でもバーニー・トーピンてそんなに凄いの

A CHRISTMAS GIFT for you       フィル・スペクター
毎年の如くクリスマス・アルバムは発売されるが陳列棚に今年あるからとて来年は並ばない、2度とお目にかからないのも多い良くも悪くも移り変わりの速い部門だ、最近ははずれが多くまったく増えなくなった、フィル・スペクターのクリスマス・アルバムはオリジナルは殆ど無いけど発想がいいのかアレンジがいいのか小粒に良く出来た、スカットさわやかスペクター流の一級品じゃなかろうか、ダーリン・ラブの歌唱はいいねェ、ところで フィル・スペクターと言えばLET IT BEだがNAKEDとどちらがお好きですか、私は中学時代から馴染んだ方、子供の頃の感受性はなかなか肝心ですね

ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ          伊福部 昭
伊福部節という独特の躍動感溢れる律動リズムがあり、正直彼の音楽は聴くたびにゴジラを彷彿させる、協奏曲という分野に土着的強烈なリズムを作り上げる伊福部昭は日本の誇りです、武満 徹はよく演奏されるのに彼のはあまり無い、何故でしょう

サリー・ガーデン     つのだたかし
今時のショップは試聴を多くさせてくれるうれしい限りだが、民族音楽はあまり無い、其の中で見つけたリュートと波多野睦美のソプラノの中世・ルネサンスの可愛らしい旅

エクソシスト2          サントラ
このCDほしくてほしくて何年も待ちわびた、リーガンのテーマはよく口ずさんだし悪魔のテーマも土俗的なリズムに乗せた雄叫びのようなけばけばしいコーラスの旋律にムチの音や動物の吠え声、ヒューマン・ボイスをたくみに配し善と悪のテーマを使い分けるモリコーネのテクニカルな楽章が堪能できる、全体像がはっきりしていてモリコーネの作品の中でも組曲的な存在で素晴らしいと思える、何故か未使用曲も2曲入っているが解説も不明とのことなどモリコーネて不思議なアルバムがある、"オペラ座の怪人"ではまったく同一演奏秒数曲を3回も入れているし何故

コーラス           サントラ
04年に公開されたフランス映画ですがNHKラジオで世界情勢を伝える朝の番組があるいつもは開発経済、社会、政治事情などを取り上げ話題とする、今フランスの社会現象となっているこの映画の話をした、何故だかとの話しだったがわずかな音楽を聴いて購入、これがフランス語の美しい少年コーラスと艶っぽい哀愁おびた曲想でそれだけで涙しそうなくらい、ブルノ・クーレという作曲家、アメリのヤン・ティルセンと共に注目株です、フランス人の音楽って色彩を感じる

Disneyland / Walt Disney World オフィシャル・アルバム
東京ディズニーランドへ入った時101匹ワンちゃんと共に購入、聴いてあらためて驚いたディズニーの良さはサウンドだよ、とにかく大切に作られている、その後イベントオフィシャルCDはよく買うが、どれも構成が素晴らしく盛り上がりる為の計算がされている、大統領ホールの演説が最後の曲だが、想像するだけで実際観たいものだ

父に捧げるピアノコンチェルト     弾 厚作
私の中で羨ましいその素敵な才能と思える人が二人いる、イギリスの貧しき芸人の子が映像という世界に身を投じその芸、技、スタイルを確立、脚本、監督で自分の思想観念をまげず心に染付く素晴らしい映画を残し音楽にたけ人々に感動を与えた人、チャーリー・チャップリンと、若大将こと加山雄三である、映画はあまり評価はしないが一本筋が通るような曲を歌うな〜と思っていた、トークにしてもいかにも新しい事感じたり知ることが楽しくてしょうがない、まるで学生のような向上心に満ち溢れている、楽器も器用にうまいと思っていたが、ピアノ・コンチェルトまで作曲していたとは驚いた、作品番号213だと、協奏曲の旋律はラフマニノフ風か

愛と哀しみのボレロ          フランシス・レイ / ミッシェル・ルグラン
人々の人生はどんなに多くともまとめてみれば2つか3つのストーリーしかないが地球上初めての出来事であると考える、先の世代は後の世代に批判されその世代はまた次の世代に追われるルルーシュの書き出しで、そしてラヴェルのボレロが静かにドラマが幕開けとなり、モスクワ、パリ、ベルリン、ニューヨーク、四つのライフ・ストーリーを縦糸として戦火をはさみ人生を描き出すそれぞれの境遇で生を受けた子達が最後ユニセフのチャリティ・ショーに共に携わるそしてボレロが演奏されるシーンは圧巻である、レコードにはない幾つかのテーマを容姿を変えて演奏されている短いシーンがすごくいい、月光のアレンジもよいが、"世紀の香り"では英語とフランス語のデュオが素敵

天国の門         サントラ
デヴィッド・マンスフィールドの作です、牧歌的なスラブ系民族舞曲が次々と品を変え繰り出すやさしさが満ち溢れ映画は覚えていないが古臭いアメリカを気分よく感じられる

ピアノ・レッスン           サントラ
自分の世界が作品に強く反映する人々が後世残されていくが、このマイケル・ナイマンもその一人、弦楽器とサックス群が強烈に印象ずけられる為、ピアノのメロディが瑞々しく感じるのか、今風の現代音楽のようであり、スコットランドのシンプルで美しい民謡を引用したという楽曲の流れサントラの中でももっとも評価が高い

メリー・ポピンズ     サントラ
優秀ミュージカル作品は数多いけど毎日聴くとなると本作、愛らしさ、楽しさ、夢一杯の世界です

スネークマンショウ
楽しいアルバム、コントは一人クスクス笑ってしまうけど、間奏曲の選択は半端じゃなく素晴らしいセンス、多種にわたり選ばれていて、とにかくセンスがイイ

グッバイガール      中島みゆき    
みゆきワールドは本作前後までが頂点だったな曲作りも海外ぽくなかったし何より歌詞が私小説的で情念なるドラマが楽しく刺激的でした、その中でこのアルバムは全体が冬をイメージさす統御性を持っている、この人に作ってほしいアルバムがある、一つは夜会のような会話ドラマがある、コンセプトアルバム、出来れば2枚組み、もう一つはアンプラグドでの過去のシンセサイザーを多用した曲の演奏、欲しいな

ONDEKOZA-3     鬼太鼓座
A面の走り続ける事により生まれる脈打つリズム感単調な楽器をお互いに主張するリズムと時間は陶酔でしょう、しかし好きなのはB面の貝殻節、鳥取県民謡を阿木耀子が手を加え、ダウンタウンブギブギバンドが共演したのを鬼太鼓座の改作で民族楽器のガムランを通して人間のもつ哀しさ、やさしさ思いやりが伝わり来る

シェエラザード          デュトワ モントリオール
アラビアンナイトから女性に不信感を抱き一夜明けると殺してしまう王様サルタンが、シェエラザードの毎夜聴かせてくれる話が面白く改心するという千夜一夜物語のエキゾッチクな要素を余すことなく色彩豊かに描かれた名作です、第一楽章の海とシンドバッドの船では重々しくサルタンの主題が始りハープの伴奏で独奏バイオリンがシェエラザードの主題を美しく歌い上げる、フルートがシンドバッドの主題から大海原描き出す本当に映画を観ているようです

津軽三味線      高橋竹山
年を重ね何枚目かにあたるシリーズ心情の揺れが微妙に反映する世界、円熟とか枯淡とか関係なしに終わりなき到達点を意欲的に歩む演奏です

究極のパリ・コンサート      ヌスラット・ファデ・アリ・ハーン
天と地と心を揺るがす変幻自在の魂の叫び、神の愛は人間への愛とてつもなく深く大きく果てしない、ヌスラットのカッワリー(パキスタンのイスラム音楽) ハーモニーとタブラそして手拍子で彼を中心に座りながら何人かが詠う、バトルのような歌唱力に陶酔するよ是非聞いてみて

ビル・エバンス          ワルツ・フォー・デビー
ビレッジ・バンガードの一夜と同じ日のセッションでありベースを大きくフィーチュアしたのに対し、こちらはトリオ・プレイを収めた名盤であり豊満な官能美の世界を今なお新鮮に繰り出してくれる

ジョン・コルトレーン       ライブ・アット・ザ・ビレッチ・バンガード・アゲイン
ジャズ史上であまりにも有名だから聴いてみようと「至上の愛」を買ったがよく解らなかった、数年たって聴き直すと驚いた、何これジャズってこんなに凄い音楽だったの、4人が生み出す真実なる音、神の世界をのぞいているようだった、金字塔にふさわしいアルバムである、それからインパルス時代の深い世界、純粋芸術にのめり込んでいく、コルトレーンの音楽には体中を痛く刺激する何かがあるが「アゲイン」は相当聴き応えあるアルバム群のなかで何故か一番愛着が湧くし、アリス、ギャリソン、アリの紡ぎ出すパラス状の網目の中ファラオと共に恐ろしく気持ちよく酔える

クラリネット五重奏曲       ザビーネ・マイヤー  ウィーン弦楽6重奏団
このCDで初めて彼女を知った、カラヤンが彼女をベルリン・フィルに首席奏者として入団させてオーケストラと対立とかそれで退団したとか、その後ソロらしいけど、この演奏なんてロマンチックな空想を描き立てる暖かくてきびきびしたモーツアルト、閑寂荘厳さの中に温もりがあるブラームス、クラリネットの音色が弦楽と溶け合って清楚で淫聖な演奏に一発で好きになった一枚です

ベルガマスク組曲  子供の領分          フランソワ
録音環境もあるかもしれないが彼の演奏には個性が非常に強く現れた幻想とファンタジーの世界を自在に作り上げる、明るく透明感ある演奏は高いところから見下ろしたやさしい音の響き子供の世界だ

ブルックナー交響曲     大阪フィル       朝比奈 隆
私はブルックナーは好きではなかった、神々しく崇高で気高く取っ付き難い音楽だと敬遠していた今でもそう思っている、でも朝比奈のシンフォニーをFMで少しばか聴いてあれこんなに親しめる音楽だったけと気になった、用足しに東京に行き中古の店で朝比奈の7番と9番を東京土産にと買ってみた、悠然たる音の拡がりと音の粘りハーモニーは素朴で牧歌的な田舎の田園景色が光輝いて感じられ響きの充実感に満足した、それ以来朝比奈の何種類かのCDを集めたけどやはり大阪フィルのブルックナーが最高に好きだ、

TOMMY  サントラ        ザ・フー
TOMMYのアルバムは何種類出ているのかな?私は5種類だが、初めて聴いたのはオールナイト日本全曲流したオーケストラ版にナレーションを挿入していた、その頃の録音がほしい。映画なんぞこの地方にくるはずも無く東京で4年後飯田橋で観た。ピンボールが大好きで子供の頃半日他人のプレイをよく見ていたもので親に連れ戻された事もあった。see me feel me touch me hear meをテーマに完成度高いロック・オペラを作りあげたピート・タウンジェント貴方は偉い

スリラー    マイケル・ジャクソン
プロモーションビデオは最高だしプロデュース、歌唱センスは超一級品だし、残念だ、訴訟問題だけでクローズアップされるなんて、過去の素晴らしい作品群にキズがつくのは、残念だ

ベガース・バンケット      ローリングストーンズ
東京ドームのライブは年齢お構いなしの迫力だった、史上最高のロックン・ロール・バンドだ。数多い名作の中でもストーズ本来のブルースロック大道を歩むアルバムだと思う

ディープ・パープル     ライブ・イン・ジャパン
初来日のステージを収めたライブだがリッチーのギターをはじめ5人が狂気の如く冴え渡り、ド迫力満点、数あるライブアルバムとしても最高峰の録音だと思う

007ムーンレイカー          サントラ
ジョン・バリーの007シリーズは何枚か持っているがそれぞれの特色があり駄作も感じる作品もままある、"ロシアより愛をこめて"は銅鑼の共鳴もありボンドらしい音楽が展開する、でもここはシャーリー・バッシィーに挟み込まれたなじみのジェームス・ボンドのテーマはないが宇宙を壮観させる統一性がある本作がいい、映画自体は好くないが

男はつらいよ          寅さん発言集
寅さんの大きな魅力は一般と少しずれた発言の行動と授受感覚、何より周りを取り巻く人々の温かい人情、昔なつかしい口上、一つの言葉で喧嘩して、仲直りして、頭をさがり、一つの言葉で笑いあい、泣かされる、寅さんみたいな人はあまり側にはほしくはないがそんな家族像はやっぱりいいんでしょうね

ベスト・ヒット・アルバム            ピンク・レディー
当時は特別に興味があったわけでもないが20年後買って聴くとこの年になっても名曲とも名盤とも思えないが元気になるような体がむずむず動くような口ずさんでしまう、またチョ〜過激忙しかった伝説は多くベスト・テンに出たのは覚えているが久米宏や黒柳徹子の存在は記憶ないという

春夏秋冬        泉谷しげる
泉谷しげる強烈なエネルギーを噴出してデビューしてきたがパワーはもちろんだが、家庭にものすごく愛着あるんだな、家族がとても好きなんだなと思える詩が多くて、顔には反して可愛く思える、余談ですが、三枚目のアルバムの初恋純情篇という曲大好きだ青年の心情をストレートに唄う"僕はあせる燃え狂う、僕の目の前にあの娘がいる今日こそいただきだ あの娘もわかっているはずさ僕が行くのを待っているんだ どうした何ぐずぐずしているんだ、いけ 横向いた いけ いけ!おしたおせ〜"と怒鳴りまくるいいね

アンクル・チャーリーと愛犬テディ          ニッティー・グリッティー・バンド
綾戸智絵の歌うミスター・ボージャングルが好きで、車のラジオで原曲が流れて即購入、何でも70年代カントリー・ロックの高い評価の1枚だそうだ、カントリー・ベア・ハウスの如くカントリーは楽しくなくてはアルバム創りにも遊びやユニークさがあって構成がしっかり出来ていて踊りだしたくなったりそんなアメリカを感じたりとにかく名盤だと思う・ミスター・ボージャングルの曲の入り方もう最高100回ぐらい聴いたか

久石 譲  meet  北野 武   
久石 譲というと宮崎 駿作品とのコラボレーションでアニメ映像に命を吹き込む様な音楽イメージ強いですが、私にとっては北野映画に出てくる独特の匂いがする静と動の人間描写が好きで、ソナチネのシンプルな繰り返し手法、キッズ・リターンのリズム的な躍動感ある耳触りよい音楽滅茶苦茶なシーンも展開も有るけど流れる音楽に支えられている、久石 譲は菊次郎でポピュラーに広まった気はしますが名監督には名作曲、名カメラマンがいるな〜改めて名君は素晴らしい家臣がいることを悟る、でも座頭市は何故組まなかったのか残念だ

黄金鱗讃揚          芸能山城組   
地声のコーラスとして今まで聞いた事のない響きに接して、こんな世界もあるんだとほれ込んだ、"恐山、銅之剣舞"には入魂の圧力、心揺さぶられたがこのアルバムは女性男性がA面B面で収められクラッシック・コーラス声楽とは異質な声帯が楽しめる、しかし純粋で美しい声の集合、何故か忘れていた音楽を取り戻しているような、そんな賛歌に触れたら嬉しくなる

アリア        藤井香織  
バッハのアリアで始まりピアノとサックスとパーカッションとのコラボで楽しませソロ・フルートで終わる、この手の企画版は好きではないが、この演奏各曲構成がうまいのか見事なのか飽きさせない私の数少ない寝床の愛聴盤です

アクシス:ボールド・アズ・ラブ      ジミ・ヘンドリックス
名前は巨大だが食わず嫌いか旨いとも思わなかった、いつしか騒音のように思えたギターのフレーズが長時間聞いても苦にならず異様なエネルギーを感じるようになるとジミが目指す音楽境地の信仰者になるかのよう、酔いしれるライブ盤がよいに決まっているがスタジオ盤はこれが好き様々なサウンドが満ち溢れ出だしの音もいいけど終結のタイトル曲も圧巻だけど前曲からの流れでリトル・ウイングが始るともう最高、クラプトンでよく耳にしていたけどジミのほうがだんぜんいい名曲だ

オール・シングス・マスト・パス      ジョージ・ハリソン
ビートルズ時代のジョージの音楽は数少ないから結構好きな曲が多いけどソロになってまったく振り向こうとはしなかった、あまりにも名盤ということだけで試しに聴いたらフィル・スペクターや数多くのミュージシャン色ではなく三枚組とゆうボリュームをジョージの独特のスタンスしか生まれない世界観が支配した見事な歴史的傑作アルバムだった、レコード・コレクターズのレコスケくんが好きなのも頷ける、でもやはり他のアルバムは今のところ聴こうとは思わない

電気の使者     T・レックス
正式に4人編成となった代表アルバム、個性たっぷりの演奏とマーク・ボランのヴォーカルはエロチックでキラキラ眩しい様、特にリップ・オンは終曲にふさわしい

NHK 新シルクロード       サントラ
ヨーヨー・マはあまりクラッシックの分野では特に高く評価していないけど、世界中の文化の垣根を越えて音楽を手段として新たな分野を作り上げていく姿勢が素敵、そしてこんどのシルクロード、アジアの楽器とチェロが何故こんなに自然に合うのか、そういえば中国人だっけ、多種の楽器と時たまのヴォーカルその配置バランスがよいアルバムとなっている

BROTHERHOOD OF STARS          カルロス・ヌエス
チーフタンズのバディ・モンニーの共同プロデュースで様々のガルシア地方を旅行気分にさせる音楽の素晴らしさを体験できる、このアルバムから様々な興味がふつふつと湧いてくる、中りのワールド・ミュージックを手に入れるととても嬉しい一番中りの予想が難しい分野だから

YO-YO MA PLAYS             ENNIO MORRICONE
音楽職人て数多くいるんだろうな、感性の鋭さか、音楽への愛着か、新たなる実験か、ヨーヨー・マの技を垣間見る

チャイコフスキー 三大バレエ        カラヤン
演奏家によってこうも違うものなのかと思うほど指揮者の強さを感じる、カラヤンの明るく華やかで楽天的な派手さがありシンフォニックにまとめられた演出巧者の演奏に気持ちが高揚させられる

ヴァイオリン・ソナタ全集        BEETHOVEN      クレーメル/アルゲリッチ
上海で400円ぐらいで買った、でも2箇所音が出ない部分ありだが一本線がピンと張っている演奏に大変満足している

敦煌             喜多郎      
このシルクロードの音楽を昔中古のカセットテープを手に入れ4畳の部屋で聴いて瞑想していた頃があった、シンセサイザーで多分ムーグなどを中心に録音していくわけだけど、ある楽器の変わりでなく、ある音楽のコンセプトでない、透明な宇宙を求めるような自然な心に微かな民族楽器の響きと共に広大な無限世界を描き出す、他のアルバムはあるけど絲綢之路とこれと気ぐらいかなサウンドが豊かなのは、最近は西洋ぽくなって俗世界の音楽に溶け込むようで好きではない

三遊亭圓生
ソニーがスタジオで録音した昭和48〜54年頃の圓生百席と人情噺集、後世に残したい遺産です
サゲの妙味より話のスジの面白さや展開の意外さに重きを置いて聴く者を引き込ませる人情噺、一話が長編ドラマの様に親子の情とか夫婦の憎愛とかは昔から変わりなく"真景重累ヶ淵""牡丹燈篭"など人間の哀しみや憎しみ、因縁、死や恐怖とまるでワイドショーのような残酷な展開がある、人物となって語るので 動作が見えるようです、朗読と全然違うところを聴いてほしい
落語芸は長い長い人生のようなものでご隠居さんや大年増、たいこもち花魁もでる芝居、踊り、都都逸、音曲もある、若いのが演じてもどうしても無理がある特に"掛取万歳""五人廻し""蛙茶番"などいいですね芸術人ですな〜、華麗という落語家には相応しくない文字が、ピッタリあう人だと思います

ひとり会     立川談志
立川談志、生意気だけど若いころの録音聴いてやはり実力がある、全てを一人でこなす"ひとり会"世の中を擦れた感覚で接する姿が落語の中でしゃべりに人間らしい会話が楽しめる、"淀五郎"の落ちは自己流なのかな,とにかくこの人の落語コレクションがとても少なかったが今後多くシリーズ化で発売されるわけでこちらの財布が心配だ

バッハ・リコーダー・ソナタ         ミカラ・ペトリ&キース・ジャレット     
企画物の1枚かもしれないが、バッハのリコーダーはカンタータの中に多く使われ天の空を表現しているかのように舞い散るような美しさがある、このアルバムでは、バッハの躍動感を抑えきれない、生命力溢れた力強い演奏です、キースのバッハは平均律など聴いてもリヒテルやグルダよりも素直で長く聴いていても飽きずにいいと思うんだがジャズピアニストというイメージでクラシック演奏の評価は低すぎるような気がする

ラヴェル  左手のためのピアノ協奏曲        フランソワ  クリュインタス 
この曲を初めて聴いた時は驚いたもんだ、片手で弾くピアノ曲が存在するのも、それがとても雄大で流暢に旋律があふれ出るのも、そして弾いている人の顔が菩薩の様に穏やかに成っていくことに、ただただ感服してしまう

ショスタコーヴィチ  ピアノ五重奏           ボザール・トリオ
ショスタコーヴィチの音楽は音が厳しく刺激が強すぎていかにも戦争の傷跡色濃く反映されていて好んで聴く事はないが、この曲だけ激しく張り詰めた演奏が好みに合うのかわからないけど、少年の頃の自分が浮かんできて思い出に入り込む不思議な旋律だ

アメリカン・グラフィティ         サントラ
アメリカって何で50年60年代の町並み流行、行動、音楽すべて華があるんだろうオールディーズがまさに青春劇となる、まさにアメリカに憧れていた時代、日本には無い文化や物資や性格の違い、アメリカの良いとこだけが見えてしまっている映画だから憧れちゃうんだろうな、そしてオールディーズにはラジオとDJ・ウルフマン・ジャックが必要だ

エリック・ドルフィー・アット・ファイブ・スッポト
ドルフィーとリトルの壮絶なライブ・セッション、白熱したプレイが肌でビンビン感じる、暗い丸テーブルにバーボンがほしくなる

KEMPHH PLAYS BACH           ケンプ
バッハはいろんな変化をする、ジャズも多い、いろんな楽器で挑まれる、変わりものはあまり期待はしないが、音符が流れ出すと静かに新たなバッハの世界へ入り込みそして沈んでいく、特にシチリアーノが美しい甘美だ、オルガン曲のピアノ演奏よい事、良いなさすがケンプだな

いとしのレイラ     デレク&ドミノス
泣きを効かせたブルースギターが堪能できるがこのアルバムが最高と思えるまで時間が掛かった、たぶんブルースに抵抗があったかもしれない、個人的に上気したクラプトンのヴォーカルのレイラは、チェッペリンの天国の階段、クィーンのボヘミアン・ラプソディーに並ぶロック史上最高の傑作作品だと思う

遊びばなし      勝 新太郎
小唄と三味線が昔の思い出話を交えてしょうもない話と唄だけど冬の座敷に熱燗があう、超大物になった人物しか出せないアルバムですな

笠置シズ子
昭和22年"東京ブギブギ"で戦後の日本を勇気付けたが、今聞くと声事態キンキンする獣の叫びのようだが貧弱ラジオから流れるとインパクトを与えるのに必要かな、CDでも雑音だらけだけど、昭和25年に"買物ブギ"が全国を駆巡る、大阪弁の楽しさテンポの良さはこちらもウキウキする、最後の歌詞"わて、つんぼで聞こえまへん"のほうが不適切用語でもピッタシ来るんだがな

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番    クライバーン
クライバーンが第1回チャイコフスキー国際コンクールに優勝した後のディスク、冷戦下ソ連が名誉をかけて開催したのにアメリカが優勝した、凱旋ニューヨークに紙吹雪が舞う、モンローの映画がきっかけで購入した初めての協奏曲、だから意識しないが影響力が今でもある、抒情的なフレーズに太陽の恵みを受けた誇らしく高揚感がある

スティーブ・ライヒ
FMの現代音楽特集で聴いて驚いた、不思議空間に浮かぶような錯覚に落ちる、似たフレーズが左右に反復繰り返す、少しずつずれていくなんだか脳味噌もずれていくそんな感覚が楽しめる

マーラー第九交響曲      バーンスタイン/ベルリン
素晴らしい音楽家は最後のアルバムとか作曲とか運命の行方がわかるのか歴史に刻みこまる作品を残すことが多い、マーラーの作品は最も感動満ちた名作となった、この世に別れを告げようという決意のようなものが込められ、魂になった行方のような使命感みたいな表現を感じたそしてバーンスタインの情熱の限りを尽くした結晶

スター・ウォーズ組曲            ズービン・メータ/ロスアンジェルス・フィル一流指揮者がヒットナンバーを一流オーケストラが取り上げる、さすがに驚いたが、展覧会の絵や惑星のような感動は少ないのだが映画音楽よりパワー・アップされてオリジナルより遥かにいいと思った、サントラだけだとどうしても視覚効果が強すぎるため全体像が散漫的な弱さを感じるETは別だけど、ジョン・ウィリアムスが各映画の組曲を描けばその才能素晴らしいんじゃないかと思いません

スヌーピーのクリスマス          ヴィンス・ガラルディ・トリオ
毎年クリスマス時期になると必ず聴く、スヌーピー・アニメの音楽だがトリオ・ジャズがバックを勤める、日本じゃ考えられないな、1曲目の"もみの木"がピアノで奏でられると静かに雪降るニューヨークの郊外のクリスマス風景が公園や家並みが目の前に広がって来るんだ、コーラスも耳心地よい

8:30       ウェザー・リポート
アメリカのコンサートは8:30から始まるという、ライブのエネルギッシュさにリズムが躍動して即興性を強め熱いプレイが楽しめる、ショーターとザビヌルのジャコのハーモニーの美的直感力の集大成で70年代のフュージョンを総括したような作品集である、ジャコ・パストリアスそのベースの音に惚れました"Heavy Weather"や"WORD OF MOUHH"などの傑作アルバムと共にベースの音だけを追ってしまう、

竹田の子守唄         赤い鳥
私の好きな歌に竹田の子守唄がある、二人の女性の歌声が美しくシンプルな歌詞でハーモニングなんか震えるぐらい好きだった、しかし、赤い鳥のベストCDには何故か入っていなくがっかりした、ザ・ピーナッツのモスラ同様に著作権が原因と思っていた、ところが放送禁止歌という本を読んで驚いた、部落問題が絡んでいると、どれほど根強い問題かもしれないが、竹田の子守唄、純粋に今、自分の子守唄だし、たぶん生涯で一番口ずさんでいる歌だと思う

ザ・ピーナッツ        
その歌唱力の魔力には脱帽、ユニゾンの歌声が醸しだす淫靡な世界を創りだす、まあここまでなら何人か居るかもしれないがこのカバー曲のオンパレードを支えた編曲アレンジが素晴らしい日本の器用さがよく伺える、最近NHKの朝ドラでこのザ・ピーナッツの曲が流れてうれしい

ベートーヴェン弦楽四重奏15番        ウィーン・アルバン・ベルク
ベートーヴェンの弦楽四重奏を聴いていつも感じること深い森の中地面は起伏はだいぶあるけど緑のコケか芝生かきれいに生え樹海のようだ、太陽の光が木漏れ日の中から眩しく明るく地面を照らし自分がその景観に染まってたたずんでいる、たぶん何か探さなきゃいけないんだろう、こんな世界にワープする、第三楽章の美の世界は私を暖かく包み込む、これから何年音楽を聴くのか分からないけど、この分野長〜いお付き合いになるんでしょうね、アルバン・ベルクの演奏は常に説得力のある新鮮な息使いが大好きです、私の弦楽四重奏の基準です

トスカ      デ・サバータ/ミラノ・スカラ座
プッチーニのトスカ、何といいってもマリア・カラスでしょう、牙をむくかのように究極の美しき凄みの威力で舞台を制圧する、死去して30年経つがもう伝説ですね、ただもう少し音質がよければね

WE ARE THE WORLD クインシー・ジョーンズ
このシングルLPは世界中に木霊したと思う、これを期にあちらこちらでスター集団が世界を救うぞと気勢が上がる、でもそんなことじゃなくこの曲、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、クインシー・ジョーンズの理想を絵に描いた気がした、シンディー・ローパー、ブルース・スプリングスティーン、ティナ・ターナー、スティービー・ワンダー、レイ・チャールズ、キム・カーンなどなど、もう個性の強い人たち集めて声と声の重なり合うリレー、それによって生まれる思いもよらぬ軌跡を創作したかったと思う

ホイール・ストーン車石    日野皓正ライブ・イン・根室
日本のジャズはねちっこくて好きだ、聴衆に煽られたようにリズム隊は熱気を帯びてその中を気迫迫る日野がソロを展開するB面は音の強弱を鮮やかに快演する、本当に日本人らしい記憶ののこる作品だ

奇妙な果実        ビリー・ホリデイ
差別を受けた自らの人生を情感たっぷりと表現し黒人が木にぶら下がっている光景を歌った名唱が強い説得力をもって胸に突き刺す、録音は39〜44年頃とその古さが時代を呼び起こさせ、黒人女性ボーカルの歴史の深さを堪能しすぎるぐらい全盛期の凄さを伝える暗く沈んだ歌唱に感動を覚える

トリロー娯楽版      三木鶏郎と仲間たち
敗戦の混乱した日本の生活や感情を元に社会風刺や政治批判を強烈なコントとギャグで笑いと希望で庶民の心を楽しませた、お化け番組"日曜娯楽版"とか"冗談音楽"に関してドラマなどで時たま耳にしていた、そんな三木トリローのセンスと戦後の日本を知ることが出来る、私にはうすっら懐かしいが30年代民放ラジオ最盛期とテレビ拡張期、作詞作曲演出製作凄かったらしい

デジャ・ヴ          クロスビー・スティルス・ナッスュ&ヤング
バランスのとれた輪郭の綺麗なハーモニーとアコースティク、エレクトリック・ギター・サウンドが鮮やかなコントラストを描いて完成度の高さを聴かされる、二ール・ヤングはどうしてもハーベストと重なってしまうけどCOUNTRY GIRLは最高のハーモニーの傑出品だし、DEJA VUのギター・イントロは渋い

 

エルヴィス・アロハ・フロム・ハワイ       エルヴィス・プレスリー
ツァラトゥストラはかく語りきのオープニングから嵐のようなドラミングが始まりホーンセッション、コーラスの盛り上がり白ピカ衣装のプレスリーが叫ぶ客との接し方すべてが豪華なるアメリカを感じさせる、ロック史を語る時避けて通れない、黒人ブルースをロカビリーにゴスペルをロックンロールに、スタイルも私生活も良くも悪くもアメリカの象徴、自由の女神だよ、1973年1月、午前0時にスタートしたこのコンサート、チャリティのためノーギャラだという、エライ!

フィリッパ・ジョルダーノ
オペラ発声法には無理があると、ポップス、カンツォーネの世界から学んだ自然な自分流にオペラを歌いこなす、尊重すべき原曲のよさに対しては筋を通すから意志を感じさせる強く伸びる高音域の声で魅せられる

狂い咲き           岡林信康
チューリップのアップリケで貧しさが原因で離婚して少女の前から姿を消した母親に早く帰ってきてと切実に訴える"お父ちゃんも時々こうてはるけど、うち やっぱりお母ちゃんにこうてほしい"と大阪弁で語られると涙がこぼれそう、手紙の"好きな人のおじいさんから私と一緒になるなら店は譲らない、だから私は身を引いた、もしも差別がなかったら好きな人とお店をもてた、部落にうまれたそのことのどこが悪い"一昔はこの辺でもよく聞かれた幼い私は意味は解らなかったけど、山谷体験を歌った"山谷ブルース"背けたくなる人間の人間らしい人間の持っている汚いこと悲しいことの社会もある、71年の日比谷野外での自作自演のコンサートこのアルバム殆ど聴かないつまらん言葉や放送禁止用語が多すぎる、イデオロギー、反体制の象徴となり"俺らいちぬけた"の発表後活動が終わる

ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」           芥川也寸志
松本清張の"砂の器"の映画音楽です、菅野光亮が作曲したようですが、グリーグやラフマニノフ風のコンチェルトで現代音楽が中間混じり、日本らしい音の組み合わせが懐かしさを覚える、故郷を懐かしみ巡礼者の装束に身を包んだ千代吉と秀夫、雪が舞い寒風の中祈る姿、物乞いする二人に世間は冷たく戸閉され石を投げられハンセン病に冒された千代吉と秀夫の別れ駅での線路を駆けて抱き合う二人、涙ぼろぼろです、映像・音楽・作劇が歩調をあわせて魅せる映画の醍醐味

至上の愛         クインシー・ジョーンズ/ヒューバート・ロウズ/チィク・コリア
クロスオーバージャズの中でドラムの入らない自由構成はとても好き、音がドラムの射程に収まるような気がして、この無限の開放感にフルートやピアノ、ギターが放たれる感じはいい、クラッシックとジャズのコラボレーションしっかりした技術に裏付けられる感動がある

処女航海       ハービー・ハンコック
2年間マイルスと共演してモードの基本を基にフリージャズのパフォーマンスを追求させた、まさに船出に相応しい印象的なメロディ・ラインで処女航海が始まりドルフィン・ダンスで幕が閉じる、全体に流れる音の彩色が素敵で愛聴アルバム、ハービー・ハンコックていう人なんか理論的に攻めてくるため一曲というよりアルバム全体の表現を楽しまなくてはいけないな、60年代のモダンジャズが到達した理想郷である、他にもニューポートの追想やウォーターメロン、フューチャーショックなど思考構成を伴うアルバムが好きだ

   

チルドレン・ソング       チック・コリア
チック・コリアといえばリターン・トゥ・フォーエバー、浪漫の騎士、スタンダード&モア タップ・ステップそれともゲイリー・バートンのデュオ多彩な作品が多すぎて困るけど、今日の気分はチルドレン・ソングが一番、愛らしさと繊細な指先を供えた教則本のようなクラシックのよなアルバムだがハーモニーも旋律もしっかりジャズ、曲の流れが気持ちいい

かもめのジョナサン        ニール・ダイヤモンド
かもめの集団を追ったサイエンス・フィクション映画のサントラですけど、組曲形式の交響詩の如く全体構成が素晴らしくオーケストレーションとコーラスを配し歌唱も大自然をテーマに荘厳で壮大な音楽に仕上げられる、だからグラミー賞も取れちゃうんだけど

パリは燃えているか         加古隆
NHKのスペシャル番組"映像の世紀"のテーマ曲です、日本人って凄いなと思える分野に音楽もある、習慣文化に根付いた西洋音楽と比較してロック、ポピュラーやジャズ、クラッシックに関しても20~30年前と比べると引けをとらない、それ以上勝っているように思える、このスリリングな音楽日本とトルコのページで堪能出来ます

原子心母     ピンク・フロイド
ピンク・フロイドはこのアルバムに限らず大きなテーマが設定されているがその展開が理解されやすい形で繰り広げられる、クラッシックや前衛音楽がプログレッシヴな展開にはまり空間を支配したような雄大で幻想的な美学を作り上げ到達感あるアルバムが多い

天の守護神     サンタナ
メキシコ生まれのラテンとロックを融合させたサンドはユニークで最初から最後まで魅力をあますことなく伝えた、暑く、厚く、熱い音楽

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド       ビートルズ
一発のヒットより自己を主張する独創的な音作りのアルバム製作を追求する姿勢が60年後半にアーティストたちに浸透したそして67年に本作品である、ここからは1枚のシングル・カットもなしに画期的なアルバムを作り次代のロックの手本となる、それにしても最後の変な会音はなんだろう、長いことプレスミスだと思っていた、ジャケット作品もなんて素晴らしんだ、金掛けてるよね、あの福助人形オノ・ヨーコの家にあるんだって

第九       フルトヴェングラー/バイロイト
今世紀最大の指揮者というが私はカラヤン派、録音が旧すぎる感が、そして遅いテンポも時代遅れのような気がしていた、まあCD時間がこの曲を物差しにして決めたことで有名だから購入したが、聴いてみてもしかして今の指揮者は思惑、思想を録音技術や編成の差で表現しているような感にとらわれる、安全速度のあさっり感じるんだけどとてつもなく説得力と圧力を感じるのは何故?

映像第1,2集      ミケランジェリ
掛け値なしの名演、世評も高いが気安く薦めたくないアルバムである、感覚を清まして精妙に聴く姿勢が必要、気分がそわぬと受授イメージの軌跡がずれ感慨が違ってくるんだ

フランク交響曲二短調      カラヤン/パリ管
このコンビのイメージかな華麗で香り立つ美しさ、音の宝石のような世界である、しかしパリ管弦楽団の特質に頼った気はある

トゥーランドット       M・プラデッリ/ローマ歌劇
壮大で難解なオペラだけに解説なんかなくても声のドラマの面白さと凄みだけで心ゆくまで楽しませてくれる、特に音階を東洋を意識してのメロディと合唱の合わせ技が妖淫で神秘的

フリーホイーリン     ボブ・ディラン
やはりこういった音楽が世界に拡がっていけるのはアメリカだ、夢と自由の国、情報経済の国、可能性高き市場、民族大衆社会問題国、世界の武力と情勢の中心、とにかくアメリカをビンビン感じる曲、これで語学力が自分にあればいいだけ

ライブ・アットニューポート'58         レイ・チャールズ
Rayの映画を観て感想はレイは精力的で傲慢だったんだ、天才てあんなもんかな、このアルバム録音は悪いがかえってコーラス、演奏が前面に出る感じで歌唱に圧巻

イマジン        ジョン・レノン
たぶん初めてジュークボックスにお金を入れレコードの回転を見ながら、何でだろう何となくいいな、シンプルなメロディをその場で3回続けて聴いた、その頃はこれほどの名曲になるとは思ってもいなかったが完全に虜になっていた、この一曲があるから他曲も良く聞こえるし美しく思える、"オー・ヨーコ"はストレートに妻の名を連呼する思い切ったことしてる、すごいなさすがジョン・レノンだな、気持ちいいな

ピアノ五重奏曲"ます"       ブレンデル/クリーブランドSQ
中学時代この曲の一部を聴いてからクラシックに興味を持ったが、その芽が育って行ったのは友人の存在がある、どんな方面でも良くも悪くも友の存在は大きい、レコード・アカデミー賞を受賞したというが、確かに密度が濃く鱒も太く感じるが、イタリア弦楽四重奏団の"死と乙女"演奏のほうが緊張感あって迫力あって私は好きです

冬の旅       F・ディースカウ/ムーア
こういった歌曲はなかなか馴染めない地味だし静かだしよほどのきっかけがないと聴く機会はない、だから若い頃よもやこの手の音楽に浸透していくとは想ってもみなかった、まあ私の場合のきっかけは斉藤晴彦が冬の旅を自分なりに訳して歌った会があったという事を知ったことかな、この人には結構影響されている気がする、昔、第九を歌おうの集まりで合宿があった、夜ガヤガヤと酒飲み宴会、隣で話していた60ぐらいの爺さんがやっぱり歌曲はいいよね〜冬の旅だよね〜とプラコップ片手に小声でドイツ語で詠い出だしたのには世間の広さと見た目の人間の意外さを感じた、絶望感とらわれた青年の姿を浮かび上げたこの曲は歌曲の王者ディースカウでなくてはいけない感情が伝わり難い、そして聴きながら遠くを見つめている様が好きだ

Life      綾戸智恵
彼女の良さはアルバムよりライブが最高、関西人独特のテンポとゴスペルの影響下のソウルフルな歌唱感情趣くままピアノを叩き自由奔放にシャウトする、日本人なのにスラム街の臭さを感じる、ビリー・ジョエルよりニューヨークを思わせるし原曲より魅力的になるのががとにかく多い

三文オペラ        クルト・ワイル
ルネ・コロ、ウテ・レンパーが出演した盤ですが、音楽自体管楽器とドイツ語と複数の声楽が甘美と露骨にゴチャゴチャと交わって耳障りな感があるけど不思議に心地好いんだ、芝居小屋で薄暗いまばらな席に座って劇を暇に任せて見物している様な気分となる

ラスト・チャンス・キャバレー       ピエール・バルー
三文オペラを書いていたらこのアルバムも書きたくなった、ジャケットだけに惚れて買っただがなんとも楽しい、管楽器が中心だがピアノ、アコーディオンが入るせいか色彩があり、コーラスに華があり、フランス語は艶っぽいし、これも芝居小屋の中で明るいけど開演前のリハーサルを片隅の席で観ている様な錯覚を覚える、共に地に近い発声で語り歌うためだろう

山口百恵全集
歌謡曲に興味なかった私は"プレイバックpart2"と出会うまでポリシー持って其の手の番組を見ることなく過ごした、声の凄味とゆうかスピード感にはまったのかな、その後発売される"絶対絶命""曼珠沙華""美・サイレント"、そのパンチ力にダウンしたのを忘れられない、そのうち阿木耀子・宇崎竜童のコンビを知る様になり、正直この三人の組み合わせ以外興味がない、ダウン・タウン・ブギブギ・バンドのスピード感ある曲やブルース、山口百恵が歌唱したらすごい名盤になり得たのにと思うんです

シューベルト 幻想曲さすらい人/ソナタ16番      ポリーニ
透徹した輝かしい音は新鮮な香りを与えてくれる胸のすくような気分である、ブレンデルの演奏はくっきりして透明感とスケールは大きいが歌心が少ないように感じた

タルティーニ/悪魔のトリル      グリュミオー/リッカルド
瞑想的でバイオリンを搾り出して音を出し尽くしているのか胸を締め付けられる様な気分になる演奏、このアルバム、ヴィターリとかヴェラチーニとか言うイタリアの作曲家の作品が並べられているが、どれも多彩に変化豊かに幻想ぽくってトータル的に良く出来て好き

WOW         大西順子
日本人でもこんなパワフルなジャズがいけるんだ、外国人崇拝の気分がこれで一転

永遠の響き        フジ子・へミング
波乱の人生で脚光を浴びお茶の間的存在で知るようになったせいか聴きたいとも思わなかった、はずみでこのCDを買ったが正直驚いた、彼女の演奏には人に訴える何かがある、技術より大切な何かが、だから探すため彼女のCDを聴く、でもコンチェルトは良くないな

Ratty Jass Killing floor
このアルバム、オークションで買ったんですが、別に知識や認識があったわけじゃない、成り行きでジャケットがセンスよく見えたから、これ訳も解らぬCDを買う時の目安だが、そしたら中身もセンスいいんだな〜ホーンセッションの分厚いサウンド日本的旋律に祭りを思わせる、熱き邦人ジャズメンバーに大満足

エラ・イン・ベルリン           エラ・フィツジェラルド
エラを知ったのは眼鏡のおばさんがやけに懸命に唱っている映像を見たぐらいの知識しかなく、年寄りで昔は良かったのかなというイメージしかなかったが、このアルバムを聴いてビックリ、ハウ・ハイ・ザ・ムーンのスキャット(それまでは、サラ・ヴォ―ンの枯葉が最高だと私は思っていた)はド迫力だし観客はノリがいいし、ユーモラスで過激なマック・ザ・ナイフはドイツだからサービスで歌ったんだ、60年代は凄かったのね、ライブって熱いのね、このアルバムかなり良い

モーツァルト     魔笛      
オペラの中で一番好きですメルヘンこの上ない内容ですがモーツァルト音楽の光と影が交差して粒ぞろいの曲を配置し本当によく出来た世界だと想う、ただ、ショルティ、カラヤン、ベーム、ガーディナー、アーノンクール盤があるけど何故かしっくりこないから当分買い足さない、ただ感動したライブを観た、商店街のイベント会場で小松俊彦という声楽家がカセットテープをバックに女性との歌唱、パパゲーノのアリアからパパゲーナとの二重唱パ、パ、パ、を聴いた時、オペラは大舞台でこそ栄えるという思い込みが一発で吹き飛んだ、かえって身近にいる声楽に迫力を覚え親しみを感じた、街角でオペラ、西洋では当たり前のことなんだろうな〜

クリスマス物語       由紀さおり 安田祥子
童謡ブームを作り上げた二人の最も愛してやまないクリスマス・アルバムの一枚、日本人が作るアルバムってどうゆう理由か英語で歌いすぎるんだよね私は日本語の素晴らしい歌詞で一流な編曲でクリスマス・ソングを聴きたいんだ、このディスク5曲しか入っていないけど、声は美しいしアヴェ・マリアの日本語がいいしbook式の物語が解り易い版画絵本になっているし、これで朗読でも入っていたら最高だった

クリスマス・ポーレイト      カーペンターズ
リチャードのプロデュース素晴らしい編曲の人々、構成、アイデア、リチャードのアカペラで始り序曲は長々と混声が絡み合うカレンの声がなんとも愛しい素敵な素敵なアルバム

ベニー・グッドマン
ジャズのオーケストレーションは年月と共に複雑で様々なサウンドを生み出してきたコンボの演奏スタイルもモダンジャズのリズムとアドリブに変わったけど基本はスイングリズムとスイングスタイル、聴くたびにSING,SING,SINGは体が動くし熱狂するし、スイングガールで有名な蓼科高校のメンバーが近くでうれしい

ライブ・アット・ザ・パブリック・シアター         ギル・エバンス
コーラスの無限さを活用した名曲、ラヴェルのボレロ、二つのテーマを繰返し各コーラスごとに楽器編成を変え、ハーモニーを変え、徐々に気持ちを高揚させていく、とにかく素晴らしい曲、真似しようったてそうそう出来るもんじゃないけど、ジャズの世界で魔術師らしいビルが17分以上の演奏を繰り広げた、循環パターンの目まぐるしく変化するプレイヤーの即興性にゆだねる魅惑のアンサンブル

ゼロ・アワー       アストル・ピアソラ
ピアソラの音楽は自身かとゆうよりギター演奏やクレーメル、ヨーヨーマなどに接して本作品群となるが、タンゴに融合と会話を持ち込んだ感性は新しい遭遇完全無欠のピアソラ・ブームは必ず再び来る、それにしてもこのアルバム、ガヤガヤワイワイで始まりサイレンの音で終わる全体が一つのドラマみたいに聴こえてきて素晴らしよ

展覧会の絵       エマーソン・レイク&パーマー
クラシックとロックの融合を試みたグループは多いがどれもさえない作品が多い、完璧な大作クラシックをロックにアレンジする、たいして意味ある行為のように感じないが、このアルバムの展開は素晴らしい独創性とテクニックがあるから出来る業

スター・タイム     ジェイムズ・ブラウン
ブラック・ミュージックは日本人に合わないのか名のかな、どうも頭で理解しようとしているせいかな、映画なので黒人俳優がラジオ片手にノリノリにステップ踏んでたりのシーンなんかよくあるけど、本当にある時期フット体が目覚めるように魅力的に聴こえてくるんだ体で感じるようになると中毒ぽくなるよね

W.Cハンディ    ルイ・アームストロング
大きくて白い歯を見せて笑いペットを楽しそうに吹く、そうルイの音楽は演奏すること自体が明るさや喜びに溢れているだから大好きである、これはW.Cハンディの曲ではあるがルイのダミ声よりもスイングするバックが素晴らしい特にTbのミラー・ヤングClのバー二イ・ビガードとVocのヴェルマ・モルトンの掛合いが万歳みたいに笑いがあって楽しくスイングし緊張感も心地よい

ドン・ジョバンニ      カラヤン/ベルリン・フィル
カラヤンの膨大な録音の中、1回しか録音しなかったオペラ、それでも生涯これ1枚で満足と思わせる充実した出来栄え、ドン・ジョバンニと騎士長とレポレロの掛合いの終劇、そこに合唱が入るともう気分は最高頂点、"アマデウス"を観て好きになっただけに映画は影響力大きいな

ラフマニノフ ピアノ・コンチェルト3番       マルタ・アルゲリッチ シャイー
彼女のショパンの前奏曲を聴いた時なんて情熱的に魅力ある弾き方をするんだろうと思っていた天才型というらしい、この曲やはり映画"シャイン"の影響でもありよく聴くようになったサントラのスローになる場面は心に刻み付けられる、この様な映画は多く作ってほしい、スリリングな味わいあるアリゲッリチにはライブでの演奏が最高な人だ指揮者も負けられん

あのねのね     オールナイト日本
日本放送のレコード用オールナイト日本再現版、清水国明と原田伸郎が繰り広げるDJ番組、構成も挿入曲も今聴き直せばいい加減だけど、楽しけりゃ面白けりゃ夜中だし、無理しても眼を開けてたそんな時代がよかった、だから懐かしくほしかった

ばらの騎士        カラヤン/ウィーン・フィル
声楽を繊細・綿密に陰影を甘美に表現しつくしている、カラヤンのR・シュトラウスの演奏は身が溶けそうなくらい素敵だ、こんな録音に勝る新盤が今後出るとは思えないくらい絶品である

  

逆噴射家族     サントラ
朗らかな家族を築こうと新興住宅地に越してきた小林克也一家、祖父が突然舞込んで歯車が狂う、異常なる家族の行動が始まる、狂っているのは誰だ一軒家の中で繰り広げられる破壊と戦い、音楽は1984というたぶん寄せ集めだろう、でも終曲の奇妙だが愛らしいリズム音が忘れられず買ったが、あらためて良かった

ブルー・スエット      カーテス・フラー
ハード・バップ期を飾る名盤で冒頭のテーマを聴くだけでリズムの爽快さ、親しみやすいメロディと暖かいハーモニー、トロンボーンとテナー・サックスのシンプルなユニゾン、熟しすぎた果実が口の中で甘く解け合う

オパス・デ・ジャズ     ミルト・ジャクソン
MJQというカルテットがいた"コンドル"や"たそがれのベニス"といった哀愁と暗さの中に一筋の輝きがあるような抒情的旋律が感動的でジョン・ルイスの才能あふれる作品群なわけで4人のメンバーは対等関係とは言われているがやはりジョン・ルイスが中心である、この作品もヴァイブがデカデカとしたジャケットであるけど、サボイ・セッションとしてミルト・ジャクソンがリーダーではないらしい、しかしバイブとフルートという楽器の組み合わせ都会的モダン・フィーリングを醸し出し心なごむ

宮崎駿の雑想ノート       
ニッポン放送で流した雑学と妄想が混ざって生まれたほろ苦いファンタジー空間、人間と兵器がおりなす歴史の狭間に消えていった狂喜と情熱を描く旅、古典楽器で始る語りラジオドラマ、その中で日本艦隊と清国艦隊の戦いの峰竜太の「竜の甲鉄」と太平洋戦争末期の漁船の特設監視艇の噺をイッセー尾形が巧みに語る「最貧前線」や南北戦争で始めてお目見えした軍艦同士の戦い「甲鉄の意気地」は名古屋章などの語りは好きだ

ウォーキン        マイルス・デイビス
50年代を書いていたらやはりこれを入れたくなった、トランペット、トロンボーン、テナー・サックスによるテーマ・メロディーをシンプルな演奏だけど、最高にカッコイイ、ハード・バップならではの素直なソロで迫るマイルスの熱いトーンがたまらなく自分を常に伸ばそうとするハード・バップ期最高傑作でしょう

無限軌道      チューリップ
財津和夫の感受性の鋭さが湧き出たアルバムです、"この世に生まれてから始まる とても素敵な人生ゲーム 囲いを飛び出せば仲間はずれさ みんなみんな幼い頃に 色んな大きな夢をみた 大きな船で七つの海を越えてみたい 知らない国へ行ってみたい 昔夢見た魔法の靴で"この人生ゲームの歌詞を口ずさむと、これまでの自分と開国維新の文化の波に漂う人々とが頭の中で交じる、作詞不明の"たえちゃん"は福岡女子高の1年の少女が色男にふられて毒を飲んで命を絶つ、そんな歌が心の中で2001年宇宙の旅とダブルのは不思議、それだけ壮大な曲だと思う

スーパー・ギター・トリオ・ライブ 
スペインが生んだ天才パコ・デ・ルシアにジョン・マクラクリンとある・ディ・メオラの三人のギターの競演、それ以外の楽器はなく彼らの指の動きに圧倒される、音が止まる瞬間ハッと息をのんでしまう、ギターの血湧き肉踊るとにかくめちゃめちゃ熱いサンフランシスコの夜

コンプリート・レコーディングス        ロバート・ジョンスン
ブルース必携のアルバムということで買った、録音が36~37年だって古いんだ、ギター技術は凄く一人で弾いているようには聴こえない、ブギ・スタイルやブルースを熱くさせたのは間違いないが、別テイクものが多く記録史という感がある

桂 文珍 と 立川志の輔
最近聴いた中で特別いいな〜と思った落語家、文珍の話には関西風のテンポよさの流れはあるけど芸に対する知識が多いに見え隠れする、芝居話や浄瑠璃みたいな他芸を自分の話術と構成に引き込ませるのがうまい、志の輔は新作でしょう古典もだいぶいじるけど作家としての才能に恵まれている、あの家族身内を題材にした数々の話はなんでもない題材を料理して暖かく笑いに変えるのは見事です、人間と世間と言葉で成り立つ落語そこに新しい光を与えるイメージする力の存在があるから、それぞれの時代が面白い、いいものを作ってください

五つの銅貨    サントラ
黄金時代のアメリカを象徴するようなミュージカル映画として、ジャズ演奏、技演奏、掛合い、重唱が多く、心地よく楽しい、何といても天下のルイ・アームストロング(この人が要るからアルバムを買ったのだが、その存在の大きさは計り知れない)がお休みを歌い、ダニー・ケイがラグ・タイムを歌い、スーザン・ゴードンが五つの銅貨を歌い一人づつ重なり、三重唱に展開する妙技に脱帽

ゴルトベルク変奏曲      グレン・グールド
1955年録音デビューでゴルトベルク変奏曲を発表グールドが作り出す無限宇宙の世界に魅了され名ピアニストの仲間になり聴衆の期待評価に嫌気がさし、ライブだけが演奏家の生き方ではない、価値あるものを創りあげそれを残すことの意で活動をスタジオの中というビートルズと似たような人で81年再録音、これが衝撃的なテンポ、アリアが天女が羽を休めるような美しさへと変わてしまった、告別を意識して作成したのか翌年死亡、新旧どちらが優れているかでなく2枚でグールドの解釈と存在があるはずだと、この人の録音や編集風景を見た感想はこんな風に音を創っていいにかなと思ったけど出てくる音楽は魔法にかかっているように弾きまくり心に沁みこむ

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