| ということで、今日は「そこねがため」ってことでいかがでしょう。(^O^)
まず、鍋に牛乳を入れ、沸騰しないように温めて、火を止めてレモン汁を加えて、ゆっくり混ぜ、そのままおいて粗熱を取り、これを静かに漉して、一晩置いて余分な水分をとります。
しごく簡単な自家製フレッシュチーズが出来上がりですねぇ。(^^;
このフレッシュチーズに砂糖を入れながら、泡立て器でよく混ぜ、卵黄をつ加えて、またよく混ぜるというか、捏ねるわけですね。
そこに砂糖を入れ固く泡立てた卵白を2回ぐらいにわけて入れ、さくさくとよく混ぜ、これをプリンの空き容器かなんかに流し込み、ラップかふたをして、冷蔵庫で2時間冷やして固めます。
「そ捏ね固め」のできあがりですねぇ。
実はたまにはデザートも作ってというメールがあったもんでぇ。
でも今日は時間がなくて、酔っ払いの手抜き料理ですみません。(^^;ゞ
えっ、「そ」はどこにあるんだって?
「そ」は「酥」で、ここではフレッシュチーズのことなんだけどぉ。(^^;ゞ
「酥」については、涅槃経に「牛より乳を出し、乳より
酪を出し、酪より 生酥を出し、生酥より 熟酥を出し、熟酥より 醍醐を出す。醍醐は最上にして、もし服する者あらば衆病みな除かる」とあり、「酪」はヨーグルト(乳酸発酵乳)とか練乳、または乳を煮たもの、「酥」はクリームとかバターとか練乳、またはチーズ、「醍醐」はバターオイルとかチーズ、というように諸説あるんですが、6世紀の中国の典籍「斉民要術」によれば、「酥」については
「乳を弱火で煎じ、その間じゅう杓子でかきあげるようにする。かきまぜてはいけない。しばらくしてこれを鉢に移し、上に張った乳皮をとって作る」とあり、乳のタンパク質を掬い取っているように解されますね。
つまりフレッシュチーズでしょう、というのが私の見解なんですけどぉ。
ということで、きょうは「酥」の作り方に近いものを作ってみたんですけど、けっこう美味しそうでしょ。
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