|   |  ということで、今日は「にほんうり」っていう大変なものになっちゃうんですかねぇ。 (^O^;
  しょうがないから、とっととやっちゃいましょう。
  まず、本瓜の皮をむき、4等分し、スプーンで種を取り、皮目に細かく隠し包丁を入れ、沸騰した湯に塩少々を入れ、弱火で約20分塩ゆでし、カツオだしに昆布を入れ沸騰してきたら塩、薄口しょうゆ、みりんと水を切った本瓜を入れ落としぶたをして弱火で煮含ませます。
  これを他のものと合わせて薄葛仕立てにすると夏の椀物ができそうですが、今日は本瓜が主役ですから、餡かけにでもしちゃいましょうかぁ。
  そうですねぇ、本瓜を煮ただし汁で、ベーコン、しいたけ、エビをあられ切りしたものを煮て、水溶き片栗粉でとろみ付けして、餡をつくります。
  器に、煮た本瓜を盛り、餡をかけて、ショウガの絞り汁を落とします。
  「煮本瓜」のできあがりですねぇ。
  えっ、本瓜ってなんだって? 
  本瓜って、シロウリのことですけど、元来は中国の越の国で栽培されたようで、越瓜の名で古くから文献に載っていますが、完熟すると皮が白くなるところからシロウリといわれたようで、『物類称呼』にも「越瓜。しろうり。京にて、あさうりといふ。一種、筑紫にて、つけうりといふ有り。江戸にて、はなまるといふ」とありますが、京都の桂で栽培されていたものを桂瓜といい、これは奈良漬で有名ですねぇ。
  もっとも桂瓜もいまは桂では殆ど栽培されていないみたいですけどねぇ。
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