| ということで、今日は「そこかたい」ってことでいいんじゃないでしょうかぁ。(^O^)
まず鯛を三枚に下ろし、切り身にして薄く塩をし、滲み出た水気を拭いておきましょう。
つぎにユウガオの実を薄く剥き、熱湯で茹で水に取ります。
ユウガオで、鯛の切り身を折り込むように包み、これを器におき20分くらい蒸したものに、昆布ダシに薄口醤油、砂糖をごく少量加え、水溶き葛を加え薄くとろみをつけた餡をかけます。
ユウガオの衣のしたから鯛の皮目がピンクに透けて見えますよぉ。
えっ、「たい」は判ったが、「そこか」はどうなっているんだって?
そうでしたねぇ。
まず「そ」は、日本書紀の「わが背子(せこ)が来べき宵なり 小竹(ささ)が根の蜘蛛(くも)の行い 今宵(こよい)著(しる)しも」の歌で有名な衣通郎姫(そとおりのいつらめ)の「衣(そ)」ですねぇ。
このひとは大変な美女で、「容姿絶妙無比、其艶色徹衣而晃之、是以時人号曰衣通郎姫也」って、衣を通して艶かしい肌が輝いたので「衣通(そとおり)」と呼ばれたというんですから、藤原紀香がシースルーのドレスを着ているのを想像しちゃうんですけどねぇ。
ちなみに、このひと飛鳥の藤原の里に住んでいて、彼女のために藤原部ができたんですから何か関係があるのかも・・・、ないかぁ。(^^;ゞ
そして「こか」は「瓠瓜」で、ユウガオ(夕顔)の別称ですが、この果肉をひも状に薄く剥いて干したものが干瓢(かんぴょう)であることは有名ですが、干瓢にするのは丸ユウガオで、別に長ユウガオがあり沖縄ではチブルといって冬瓜と並んで夏野菜の代表格なんですよね。
つまり「衣瓠瓜鯛」、ユウガオを衣にした鯛ということなんですけどぉ。
ちゃんとシースルーにもなっているしぃ。(^^;ゞ
メッセージ44640 | |