| ということで、今日は「したねさぐり」っきゃないですかねぇ。(^O^)
まず、秋の味覚の栗を蒸して、包丁で縦に二つに切って、中の果肉をスプーンで取り出し、裏ごしして栗粉を作ります。
つぎに、コンニャクを水から入れて茹でて身を締めるとともにアクを抜きスライスしましょうか。
これを昆布だしと醤油・味醂で薄味に煮含ませ、煮汁に浸したまま冷まし、水気を切っておきます。
卵黄を溶いたところに冷水を加え、小麦粉と栗粉を同量、卵黄、抹茶を好みの量、塩少々加えサックリと混ぜ、水気を切っておいたコンニャクをくぐらせて、油で揚げます。
ネギのみじん切り、酢、醤油、砂糖、胡麻油をまぜて作った、ネギソースをつけて召し上がってください。
あっ、コンニャクの揚げたては注意しないと舌を火傷しますから気をつけてね。
揚げたてよりもすこし冷めた方がコロモと中身がしっくりいって美味しいと思うけどぉ。
えっ、「したねさぐり」はどこいったって?
それがですねぇ、「した」と言うのは御所言葉で「コンニャク」のことを言うんですよぉ。(^^;ゞ
御所言葉は、別名女房言葉とも言って、具体的な使用が明らかになるのは室町時代以降ですが、時代が下がるにつれ、その一部は下々も使うようになったんですねぇ。
現在でも「おかゆ」「おひや」「おかか」なんていうでしょ。
「ゆもじ」なんていうのは今の人は知らないだろうけど。
コンニャクを「した」といのは「舌」から来ているんだろうけど、なんでコンニャクが舌なのかは、大人の人は分かるよねぇ。
話が逸れちゃったけど、「ね」と言うのも「葱(ネギ)」のことなんだよねぇ。
「ねもじ」とも言うけど、「さ」は「喫茶」の「茶」、「栗」はわかるよね。
つまりコンニャクのネギソース添え抹茶栗衣、「したね茶栗」ってことですよぉ。
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