株式グルメレシピ
腹のことを考えない人は、頭のことも考えない。
by Samuel Johnson
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 036 小動き 
 
 
「小動き(こうごき)」とは、価格が狭い幅で上下する状態。相場の値動きの幅が小さい状態。

 
   
 
ということで、今日は「こうごき」ってことになっちゃいましたねぇ。(^O^)

まず、ナマコの両端をすこし切り落とし、内臓を出し、よく掃除をしてから、たっぷりの塩をふりかけ、小石と一緒にザルに入れて、がらがらとよく振ってください。

変なことするとお思いでしょうが、これを「しゃぶりナマコ」って言うところがあるそうで、変な想像はしないでくださいねぇ。

「しゃぶる」って「振る」っていうことですからぁ。

面倒だったら手こきでもいいですけどぉ。

ナマコの身がぐっと締まって固くなったら、水にさらして塩抜きしてから、だしに酒、薄口醤油を合わせて煮立たせ、よく冷ましたものに漬けておき、食べる時に取り出し適当に切ってください。

つぎに、オゴノリを水で戻して、重曹を少量入れたお湯で30秒〜1分くらい茹でると、さっと緑色に変わりますから、冷水にとって絞り、ちょっと細かく切りましょう。

だし、酢、味醂、醤油を合わせて加減酢を作り、ここにオゴノリを入れ、煮溶かしたゼラチンを加え冷やして、柔かめのゼリー寄せにしますが、これをスプーンかなにかで軽く崩して器に盛り、その上にナマコをのせ、色取りで白髪葱を添えます。

えっ、どこが「こうごき」だって? 

昔はナマコのこと「海鼠(こ)」って言っていたんですよ。

ナマコの腸の塩辛を「海鼠腸(このわた)」、卵巣の干物は「海鼠子(このこ)」って言うでしょ。

「うご」は「海髪」で、オゴノリのことを「うご」って言うんだよねぇ。

刺身の妻や海藻サラダなんかで目にしていると思うけど、寒天の材料にもなるんですよ。

最後の「き」は「葱(ネギ)」のことなんですよぉ。

「日本書紀」にも「秋葱(あきぎ)」とあり、一文字で「き」と読むため、女房言葉では葱のことを「ひともじ」と言ったんですね。

ネギという言葉は「キ(葱)」の根の部分を食用とすることから、「根葱(ねぎ)」となって、今に至っているわけでしょう。

「海鼠海髪葱(こうごき)」お分かりいただけましたかぁ。


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