|   |  ということで、今日は一転して「たかねびけ」ってことになっちゃいましたねぇ。(^O^)
  まず小ぶりのタケノコ、今日は孟宗じゃだめですよ。
  茹でて皮をむき、だし汁に、醤油・味醂を入れ、薄味に炊き、根のほうに鹿の子に包丁目(斜め格子の浅い切り目を入れることですよ)を入れ、軽く焼きます。
  そこに、練りウニでも卵黄をまぜて、タケノコの根の部分に塗りましょうかぁ。
  塗って炙って乾かし、これを2〜3回やって、煎った麻の実でも振りましょう。
  「竹根引」のできあがりですねぇ。
  ちょっと早いですけど、おせち料理にでも使ってみたらいかがでしょう。
  京の町家では、門松として、根が付きますようにということで、根の付いた細い若松「根引の松」を白い半紙に巻き、紅白の水引を結び飾ったんですけど、これに見立てて、筍、オクラ、アスパラなどの端に巻物をしたり塗り物をしたものを「根引」といって、「正月料理」にしたりするんですよぉ。
  えっ、それは「ねびき」だろうって?
  そっ、それは内緒にしておいてね。これでも結構大変なんだからぁ。(^^;ゞ
  それに、「竹根引」じゃ「たけ」で「たか」じゃないじゃないかって? 
  じつは、「たか」って「たけ」の古形なんですよぉ。
  ただ「筍(たかむな)」とか「竹矢籠(たかしこ)」とか「竹玉(たかたま)」とか「竹筵(たかむしろ)」とか「竹叢(たかむら)」とか言うように、他の語に冠して複合語としてだけ用いられているんですが、「竹根引(たかねびけ)」って、りっぱな複合語でしょ。(^−^;
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