株式グルメレシピ
腹のことを考えない人は、頭のことも考えない。
by Samuel Johnson
株式グルメレシピHOMEグルメレシピメニュー
 
  
 
 
 056 静観
 
 
 
「静観(せいかん)」とは、相場の状況がはっきりするまで行動を起こさずに相場の成り行きを見守ること。

 
   
 


ということで、今日は「せいかん」ってことにしちゃいましょう。(^^;

まず、コンソメスープをつくりましょう。

タマネギ・ニンジン・セロリのザク切り、牛スネ肉の細切り、鶏ガラぶつ切り、粒胡椒、ローリエ、卵白を深鍋に入れ、卵白がまんべんなく混ざるように掻き混ぜ、ブイヨンを入れ強火にかけ卵白が焦げないように掻き混ぜ、煮立つ寸前で掻き混ぜるのをやめ、沸騰しないように火を加減し、鍋の表面に卵白が浮き上がってきたら、そこに穴をあけ、穴の部分から表面が静かにおどる位の弱火で1時間ぐらい煮て、鍋の表面に材料が卵白で固められ浮かび上がり、スープが清んできたら、穴からスープだけをすくい取り布巾で漉し、漉し終わったらもう一度火にかけアクを引いて塩胡椒で味付けし、最後に表面の脂を紙で取ります。

つぎに、卵を泡立てないようによく溶きほぐし、ブイヨンを加え、塩で味つけして、布ごしし、薄くバターを塗った流し缶に静かに流し入れ、表面に浮いた泡をていねいにすくい取り、蒸気のよく上がった蒸し器に入れ、初めは強火で、すぐに弱火にして蒸し上げたあと、流し缶ごと冷水にとってあら熱をとり、冷まし、流し缶から取り出し、1センチ角に切り分けて器に盛り、コンソメスープをつぎ入れて出来上がりですねぇ。

えっ、「せいかん」と何の関係があるのかって? 

「せいかん」は「清羹」で、コンソメスープのことなんですねぇ。

清んだ羹(あつもの)とは、かなり古風な言い方ですが、宮中では今も日本語のメニューには「清羹(せいかん)」って書いてあるようで、街場のレストランではオードブルからコースに入ることが多いんですが、宮中ではスープから始まるんですよぉ。

今日のは、宮中晩餐会のメニューによく出てくる「Consomme a la Royale」=「清羹(玉子豆腐の浮かし)」というのをやってみましたけどぉ。


メッセージ46380

 
 
 
 
戻る|
|