ということで、今日は「ねもち」ってことにしちゃいましょう。(^^;
  まず「ね」ですから「葱(ネギ)」行ってみましょうか。
  ネギを粗みじんに切っておきましょう。
  さて、ボールにふるった小麦粉を入れ、まんなかにくぼみを作って、塩と湯を加えてよくこね、まとまったらラップに包んでしばらく寝かせ、寝かせた生地をもう一度よく練ってなめらかになったら麺棒で薄く伸ばして、胡麻油を塗り、粗みじんに切ったネギを散らし、巻き寿司のように棒状にし、生地の両端をあわせて閉じ、端から渦巻状に巻いて、巻いた生地を手のひらや麺棒で伸ばして円状にし、フライパンかホットプレートにサラダ油を少々引いて、両面きつね色になるまで焼いて出来上がりですねぇ。
  これって、中国の華北でもっともポピュラーな小麦粉料理のひとつで、日本では「中国ピザ」「ねぎ入りうず巻き焼き」「ねぎパイ」「ネギ入りパンケーキ」とか店によって色々苦心の跡が見える表記をしているようですが、それぞれ作り方というか仕上げの厚みによって微妙に表現が違うようですねぇ。(^^;
  えっ、「もち」はどうしたんだって? 
  ちょっと待ってくださいね。
  いま、手元の広辞苑を見ると、『もち[餅](モチヒの約)糯米を蒸し、臼でつき潰して種々の形に作ったもの。多く正月・節句や祝事につく。』となっていますが。
  そもそも、「餅」という字は「食」と、平べったい意(平・ヘイ)を示す「并」から出来ていて、後漢の劉熙の『釈名(シャクミョウ)』に「溲緬使合并也」とあり「溲」は水をかけて粉をこねる意。
  「麺」は麦粉のことですから、麦の粉をこねて作った平べったい食べ物のことを言うんですね。
  広辞苑のいうように、米を蒸してつくるのは「溲米而蒸之則為餌」とあるように「餌」じゃないのかなぁ。
  漢代以前については色々あるんですが、本題ではないので措きますが、餅は麦のほうが本家なんですね。
  広辞苑は、なぜ言及しないんですかねぇ。
  ということで「葱餅(ねもち)」の出来上がりですねぇ。(^O^)
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