ということで、今日は「だいのうかい」しかないでしょう。
「だいのう」って言うんですから、やっぱ「大脳」ですかねぇ。
イタリアで
Cervello(チェルヴッロ)、スペインでCerebro(セレブロ)、フランスでCervelle(セルヴェル)と呼ばれて、やはり高級食材ですねぇ。
調理方法としては、裏漉ししてムースやフラン(茶碗蒸しのようなもの)、あるいはスライスしてムニエルにするとか色々ありますが、食感や味はフグの白子に近いと言ったらいいでしょうか。
いちばん代表的なムニエルにすると、初めての人は食感にやや違和感を覚えるかもしれませんから、何か別のもの考えましょう。
さて、仔牛でも仔羊でもいいんですが、冷水にさらして十分に血抜きし、表面の脂や薄皮を取り除き、塩・老酒、花椒を加えた湯の中で茹で、水気を切って冷ましたら片に切り、小麦粉をまぶします。
さて、ここで卵の登場ですが、卵黄と片栗粉をよく混ぜたものをしっかりと厚くつけて、熱したフライパンとか中華鍋に小量の油を熱し、鍋肌に貼り付けるように置いて焦がさないように両面をきれいな黄金色に煎り焼きます。
一旦取り出して、油を切り、鍋に少量の鶏スープを注ぎ、塩胡椒、砂糖、老酒で味付けた中に戻して、衣に汁気を十分に吸わせ味を含ませ、最後に水溶き片栗粉で全体を絡めてとろみ付けをして、最後にタイ風にバイカパオとかバクチーでも散らして出来上がりですねぇ。
えっ、「かい」がないって?
タイでは、卵のこと「カイ」っていうのは、やりませんでしたっけ。
では、今日は「大脳卵(だいのうかい)」ということで、みなさん良いお年を。(^O^)/
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