ということで、今週は「じゅきゅうそうば」ってことでしょうかぁ。
そうですねぇ、「じゅ」っていえば、「jus(ジュ)」ですかねぇ。
フランス語で「Jus
de pomme(ジュ・ド・ポンム)」といえばリンゴジュースをいうように、ジュースとか汁とか、素材から出る汁をいいますねぇ。
じゃあ、「きゅ」は「queue(キュ)」にしますか。
「queue
de boeuf」といえば牛(boeuf)の尾(queue)で、英語で言うオックステールのことですね。
そうなると、「う」は「oeufs(ウ)」かな、タマゴのこと「oeuf(ウッフ)」って言いますけど、その複数形ですね。
なぁに、卵を二つ以上使えばいいんでしょ。(^^;
まず、オックステールの汁をつくりましょう。
オックステールは熱湯でゆでこぼしてから、鍋に入れ、しょうが、にんにく、香菜の根、セロリの葉を入れ火にかけ、アクをすくいながら、やわらかくなるまで煮こみ、オックステールを取りだし、スープを漉し、再び鍋に入れ火にかけ、沸騰したら火を弱め、醤油、塩胡椒で味を整えます。
オックステールは骨をはずし、適当な大きさに切り、軽く打ち粉をして、お題のタマゴの卵黄・小麦粉を水で溶いた衣で、黄金色に揚げます。
さて、ボールに薄力粉と塩を混ぜて入れ、水を加えながら混ぜ、なめらかになるまで約20〜30分間こね合わせ、まとまった生地を親指大にちぎり細長くしてバットに並べ、ラップをして1〜2時間ねかせ、ねかせた生地を両手で上下にひっぱりながらのばし、幅広のキシメン状にして、熱湯に落とし1〜2分ゆで、浮いてきたら水にとり、器に入れオックステールの汁を注ぎ、オックステールの黄金揚げをのせ、ネギをたっぷり散らして召し上がれ。
えっ、「そうば」はどうしたって?
それは、「痩馬(ソウバ)」つまり「痩せ馬(やせうま)」ですねぇ。
「やせうま」って、大分の郷土料理で、幅広のきし麺状のものに砂糖と黄粉をまぶしたり、鍋物や汁にして食べるんですが、昔初めて聞いた時、痩せ馬!?? なんのこっちゃと思ったんですが、昔々訳あって貴人の幼君、鶴清丸を乳母の八瀬女がつれて大分の由布川村に落ち延びていたんですが、その鶴清丸、お腹がすくと乳母の八瀬(やせ)に「ヤセ、ウマ、ウマ」といってせがむので、八瀬は小麦粉を延ばしてきな粉をまぶし食べさせたのが「やせうま」の由来だというんですが、真偽の程は知りません。
ということで、オックステールのやせうま汁「jus
queue oeufs痩馬(じゅきゅうそうば)」の出来上がりですねぇ。(^O^)
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