|   |  ということで、今週の気まぐれ株式料理は「ふとうめいかん」ってとこですかねぇ。
  「ふとう」ですから、今の時期「蕗の薹(ふきのとう)」なんか使いたいんですが、語呂が合いません。
  そこで、たまには「麩(ふ)」でも作ってみましょうか。
  「麩と梅(ふとうめ)」なんていうのはいかがでしょう。
  まず、ボールに小麦粉、塩を入れ、水を少しずつ加えながら混ぜ、生地がまとまったら台の上に取り出しよく捏ねます。
  よく捏ねるのがポイント。
  ぬれ布巾をかけ、冷蔵庫の中で1時間ねかせてから、生地をさらしの布巾で包み、水の中でもみ洗いします。
  水を取り換えながら繰り返すうちに、白濁した水がだんだん半透明に変わって、小麦粉のグルテンだけが残って、これが生麩ですねぇ。
  ここに梅酢を加えて練り、色と酸味をつけ、麺棒で伸ばして薄いシート状にしてみましょうか。
  湯を沸かし、梅生麩を入れ、弱火で茹でて、浮き上がって2〜3分で引き上げ、水に取ります。
  つぎに、鯛の切り身にひと塩をして、しばらく置き、熱湯をかけて霜ふりにし、酒を振り、昆布を敷いて、蒸し器で3分位蒸し、取り出して梅生麩で鯛を包み、もう一度7〜8分蒸して、椀に盛ります。
  そこに、使いたかったフキノトウですが、ガクが開く前のフキノトウに片栗粉をまぶし油で揚げ、熱湯で油抜きしたものと、茹でて吸い地につけておいた芹(せり)を添え、出汁に薄口醤油と塩の吸い地を張り、木の芽でもあしらいますか。
  えっ、「いかん」がないって? 
  それは、「イカン(Ikan)」ですねぇ。(^^;
  インドネシア語で魚のことですが、鯛は「イカン・カカプ(Ikan 
Kakap )」というんだそうですねぇ。
  ということで、「麩と梅Ikan(ふとうめいかん)」の出来上がりですねぇ。(^O^)
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