|   |  ということで、今週の株式料理は「ぶれいくあうと」ってことですねぇ。
  「ぶれ」と言えば、「Ble(ブレ)」かなぁ。
  フランス語で、麦のことですね。
  これを、「いく」ですから「粥」にしましょうかぁ。
  『史記』五帝本紀第一にいう「北逐葷粥」の「粥(イク)」ですね。
  「葷粥(クンイク)」とは、黄帝の頃の匈奴の名。
  ちなみに「粥粥(イクイク)」というのは、変な想像しないでねぇ、鶏の声なんですよぉ。(^^;ゞ
  と前置きをして、要するに今日のは、ひらたくいうと麦粥ですねぇ。
  つぎは、「あう」ですから「合ふ、和ふ」ということで、和えたり、合わせたりすればいいわけですね。(^^;
  まず、麦粥煮ましょうか。
  大麦でも鳩麦でもいいですが、洗って水に浸してから、鍋に水と一緒に入れて火にかけ、沸騰したらとろ火で煮ます。
  鍋底に麦がつかないよう、時々掻き混ぜながら、柔かくなったら、酒を振って蒸した鶏のササミを糸状にほぐしたものと塩少々を加えて和えます。
  さらに、これを豆腐と合わせましょう。
  醤油で味をととのえた出汁で時間をかけてゆっくり味を含ませて煮た豆腐を椀に置き、その上から麦粥をかけ、梅干でもちぎって散らせば、うずみ鶏麦粥になっちゃいましたねぇ。(^^;ゞえっ、「と」は結局なんだったんだって? 
  「と」は、「鶏冠(と-さか)」とか「鳥狩(と-がり)」とかいうように、「鳥(と)」のことですよぉ。
  鶏ササミ使ったでしょ。
  ほんとうは、エビでも使ったほうが彩りはいいんですけどねぇ。
  ついでに、豆腐も「と」といえば「と」だしぃ。
  ということで、「Ble粥合ふ鳥(ぶれいくあうと)」の出来上がりですねぇ。(^O^)
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