| ということで、今週の株式料理は「しんねんどいり」ですかねぇ。
そうですねぇ、今の時期「しん」といえば「蜃(シン)」でしょうかねぇ。
蜃気楼の蜃(シン)で、蛤(ハマグリ)の大なるものですが。
蜃気楼は、「史記」天官書に「海傍蜃気象楼台」とあるように、古代中国では蜃(大蛤)が吐く息(気)から現れると考えられていたんですねぇ。(^^;
つぎの、「ねん」は「嫩(ネン)」なんていうのはどうでしょう。
もともとは女の若くて弱々しい様をいうんですが、中華料理では柔かいって意味に使うんですねぇ。
つまり、柔かい口当りのハマグリにすればいいんでしょ。
では、よく洗って砂出しをした大蛤(ハマグリ)・白ワイン・エシャロットを鍋に入れ、蓋をして強火にかけ、ハマグリの口が開いたらすぐに引き上げ、殻から身をはずし、水管とヒモを取り除き、身を横半分に切り内臓をしごき出し、ホタテの貝柱と卵黄、塩、生クリームをよく擂り混ぜたすり身に混ぜ、これを丸くとって、ハマグリの煮汁の中に落し、さっと火を通します。
ソースは、煮汁に生クリームを入れて半量くらいまで弱火で煮詰め、バターを少しずつ加え、滑らかになるまでかき混ぜ、火を止めてから、仕上げにレモン汁・塩で味を調えます。
別に、パイ生地を伸ばし小さなナプキン状に切り、卵黄を刷毛で塗り、お好きな模様を描いて、オープンに入れ、綺麗な焼き色がつくよう焼き上げ、敷物にしましょう。
皮をむいたアスパラガスを塩茹でし四割りにしたものを皿におき、その上に焼いたパイを載せ、ソースの中で温めたハマグリを上に置き、ソースを垂らしかけましょう。
ふわっと柔かいホタテに包まれたハマグリの食感と、サクッとしたパイの食感が、結構いけると思いますよぉ。
えっ、「どいり」はどうなったって?
「どいり」は、「Doily」ですね。
花瓶などの下に敷いたりする、レースなんかで作った小さな敷物あるでしょ。
あれのことですけど、パイで敷物作ったでしょ。
ということで「蜃嫩Doily(しんねんどいり)」の出来上がりですねぇ。(^O^)
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