| ということで、今週の株式料理は「きんゆうきき」ってことにしちゃいましょう。(^^;ゞ
まず、「きん」といえば「筋(キン)」ですかねぇ。
スジ(筋)のことですが、個人的に好きなんですよねぇ、スジの類。
それを、「ゆう」ですから「鮪(ユウ)」でマグロにしましょ。
マグロのスジ、スーパーなんかでも安く売ってるでしょ。
トロとか大トロでも、スジは安いんですよねぇ。
これが、美味いんだなぁ。
マグロのスジは、牛スジなどとは違い、火を通せばすぐに柔らかくなるので、沸騰した湯でサッっと湯通しして、氷水にとり、水気を拭き、ポン酢か醤油だけでもなかなかのものですよぉ。
天婦羅や唐揚にしてもいいけど。
あと、「き」は「熹(キ)」、「炙る」とか「焼く」という意味ですけど。
つぎの「き」は、「葱(き)」でしょうか。
「葱」は「き」が正調だというのは、前に書いたような気もしますけど、『本草和名』には和名「岐(き)」とあり、『和名抄』には和名「紀(き)」となっていて「き」と読むのが本当なんですね。
「ネギ」というのは、白い根(茎)を食べることから根岐(ねぎ)になって、根葱(ねぎ)と書かれたのは、元禄時代前後と言われていますねぇ。
さぁて、全体像が見えてきましたねぇ。
どうやら、葱鮪(ねぎま)になっちゃったようですねぇ。
まず、白ネギをぶつ切りして、さっと焼いて、土鍋に入れておきましょう。
トロとか大トロのスジをさっと湯通しして霜降りにして、水、酒、醤油、砂糖といっしょに鍋に入れ、火にかけ、煮立ったら火を弱めアクを取りながら甘辛く下煮して、先程の土鍋に入れ火にかけて、あつあつに粉山椒を振って召し上がれ。
ということで「筋鮪熹葱(きんゆうきき)」の出来上がりですねぇ。(^O^)
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