株式グルメレシピ
腹のことを考えない人は、頭のことも考えない。
by Samuel Johnson
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 117 雲抜け
 
 
 
「雲抜け(くもぬけ)」とは、一目均衡表の先行スパン1と先行スパン2の間で作られる帯のことを、その形状から「雲」といい、その雲を抜けると大きな株価の変動があるとされる。

 
   
 
ということで、今週の株式料理は「くもぬけ」ってことにしましょう。(^^;ゞ

「くも」といえば、「蜘蛛(クモ)」ですかねぇ。

世界には蜘蛛の料理もありますが、今日は「蜘蛛蟹(クモガニ)」いってみましょうか。

釣人におなじみの餌にするクモガニ、砂ガニとか豆ガニとも呼ばれますが、これの標準和名はスナガニ科のコメツキガニ。

クモガニというのは、蜘蛛のように長い足を持った蟹で、フランスだと「araignee de mer(アレニエ・ドゥ・メール)」、スペインだと「centollo(セントジョ)」、そうそうベネチア名物でもあるんですよねぇ。

日本だと、ズワイガニなんかがクモガニ科ですねぇ。

ということで、今日はズワイガニの脚でも使ってみましょうかぁ。

「ぬ」は、「奴(ヌ)」位しか見当たりませんねぇ。

ヤッコ(奴)ですかねぇ。

これから冷奴なんか好い時期ですが、そもそも「奴(やっこ)」とは日本料理における切り方の名称で、大きめの正立方体に切ることを「奴に切る」って言うんですねぇ。

語源は、江戸時代の奴(武家の下僕)から、参勤交代の行列用臨時雇いの奴の紋は、どの藩にやとわれてもいいように正方形を4つ並べた形の紋でしたので、衣裳の紋に由来するといわれています。

ちなみに、奴をさらに小さくしたものは「賽(さい)の目」、さらにもうひとまわり小さいものを「霰(あられ)」と言うんですよねぇ。

あと、「け」は「気(ケ)」ですかねぇ。

正字の「氣」は、「米」と立ち上がる湯気を表す「气」から成り、米を炊くときの湯気の意で、水蒸気のことですが、蒸し物にでもしましょうかぁ。

今日は、結構きびしいですねぇ。(^^;

さてと、木綿豆腐を布巾に包み重石をして水気を切って裏漉しし、すりおろしたツクネ芋を擂鉢でよく擂ったところに入れ、よく擂り、塩、薄口醤油、砂糖で薄く味をつけ、カニ味噌を少しずつ入れて混ぜ合わせ、流し缶に入れ、表面を平らにならし、表面に軽く小麦粉を打ち、吸地加減の地に浸し下味をつけ水気を拭いたカニの脚をきれいに並べ、軽く押さえ、湯気の立った蒸し器で固くならないようふんわりと蒸し上げ、これを吸地加減の地で含め煮にし、これを奴に切って器に盛り、薄く葛でとろみをつけた吸地を張り、おろし生姜を添えて熱々を召し上がれ。

ということで、「蜘蛛奴気(くもぬけ)」の出来上がりですねぇ。(^O^)


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