HOME>登記簿を読む>甲区(所有権)欄の見方 甲区(所有権)欄の見方甲区には、所有権に関する事項が記載される。 たとえば、建物を建てたときは「所有権保存」、取り壊したときは「滅失」、土地や建物が売買・相続・贈与などにより所有者が変わったときは「所有権移転」となる。 また、買戻権・仮登記・差押・仮差押・仮処分なども甲区に記載される。 登記は、受け付けられた順序に従い、1番から順位番号が記入される。現在の所有者が所有権移転登記をするまえに、所有権移転の仮登記や差押登記がされていると、現在の所有者が所有権を失う危険性がある。素人は手を出さないほうが安全だろう。 登記簿の罫線いっぱいに×印がつけられたり、文字に線が引かれている場合、その記載が効力を失っていることをしめす。 ただ、それに対応する「○番○○登記抹消」が登記されているか確認する。 共有者がいる場合に、共有者の一方のみが売り主として現れた場合、他の共有者にも売却の意志確認をしなければならない。 あとから共有者のひとりが自分は売った覚えがないと現れるのというのが結構あるのだ、これが。 親族かなにかだと、勝手に印鑑や印鑑証明書を使ってしまうんだな。 また、短期間に移転登記が頻繁に行われているものや、最近移転されたばかりのものは注意する。 このようなものの中には詐欺の匂いのするものがある。 1/2/3/4/5/6/7/8/9 1.登記簿ってなに? 2.土地登記簿表題部 3.登記面積を信用してはいけない!? 4.建物登記簿表題部 5.甲区(所有権)欄の見方 6.乙区(所有権以外の権利)欄の見方 7.こんな登記に気をつけろ! 8.区分所有建物と登記簿の見方 9.登記簿だけではわからない権利もある |